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尹泰植ゲートで金鉉圭元国会議員を召喚

Posted January. 11, 2002 10:45,   

「スージー・キム殺害事件」で拘束されたベンチャー企業「パス21」の大株主、尹泰植(ユン・テシク)容疑者のロビー疑惑を捜査しているソウル地検は10日午前、「パス21」の監査役である金鉉圭(キム・ヒョンギュ)元国会議員を召喚し、調べた。

金元議員は検察への出頭に先立ってソウル地検の記者室で、「朴智元(パク・ジウォン)元大統領政策企画首席秘書官と二度ほど会って、『パス21』の技術について説明し、1999年11月、当時の金正吉(キム・ジョンギル)大統領政務首席秘書官の紹介で、南宮鉊(ナムグン・ソク)情報通信部(情通部)長官に会った」と述べた。

だが金元議員は、「よい技術を広報するためには、だれであれ会うことができる」としながら、「尹容疑者が直接朴元首席に会ったり、政官界へのロビーをしたことはなく、政府からいかなる援助や恩恵を受けたこともない」と述べた。検察は尹容疑者が朴鉂瑩(パク・ジュンヨン)前国政広報処長の助けを借りて、行政自治部、情通部、保健福祉部を訪問し、「パス21」の技術デモンストレーションを行った事実を確認し、朴前処長が「パス21」の株式や金品を収賄したかどうかを集中的に調べている。

朴前処長は、大統領広報首席秘書官や国政広報処長として在職していた当時、尹容疑者と3、4回会って一人の知人を就職させたことが分かった。検察は朴前処長や金元首席らが情通部などの関係省庁に請託または圧力を行使して、「パス21」に対する直接・間接的な支援を求めた事実が明らかになれば、職権乱用などの罪を適用して刑事処罰する方針でいる。

検察は尹容疑者が昨年11月に召喚され拘束される直前に、朴前処長など高官に対して自分を助けてくれるよう工作を試みたかどうかについても捜査している。

また、李鍾贊(イ・ジョンチャン)元国家情報院長が、1998年10月に金永烈(キム・ヨンリョル)ソウル経済新聞社長とともに、尹容疑者から技術デモンストレーションを国情院で行えるようにしてほしいと請託を受けた状況をつかみ、調べている。

李元院長は10日、米国ハワイ大学東西文化センターが主催するフォーラムへの参加などを理由に出国した。

この他、中小企業振興公団の金某部長と中小企業庁の幹部らを召喚し、尹容疑者を大統領府の招待イベントに参加させ、金大中(キム・デジュン)大統領に会うようにした経緯と「パス21」の技術力の保証についても調べた。

検察は大統領府に出入りしていた放送局の記者と中央日刊紙の写真記者らが、尹容疑者から株式を安く取得した事実を確認した他、「パス21」の株式を保有した某経済紙などマスコミの幹部二人を召喚して調べた。

昨日召喚した産業銀行国際投資本部長の朴淳和(バク・ジュンファ)取締役については、「パス21」に技術を伝えたG社に投資した見返りとして、謝礼の名目で金品を受け取った疑いが確認され、逮捕令状を請求する方針だ。



丁偉用 viyonz@donga.com