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内需回復し来年の韓国成長率「4.1%」に KDI展望

内需回復し来年の韓国成長率「4.1%」に KDI展望

Posted December. 22, 2001 12:31,   

韓国開発研究院(KDI)は、最近内外の経済状況が当初の予想より上向いているとして、来年の経済成長率の見通しを、これまでの3.3%から4.1%に上方修正した。また来年の物価上昇率は年間2.6%、経常収支は44億ドルの黒字を見込んでいる。

KDIは21日に発表した「2001年第4四半期経済見通し」を通じて、「消費と建設など内需回復が拡大する一方、輸出や設備投資需要の減少傾向が鈍っており、景気の低迷が治まったと思われる」と述べてこのような見通しを示した。

KDIの今度の成長率展望は、韓国銀行の見通しの3.9%よりも高く、「4%台の成長に向けて努力する」という政府目標より楽観的なものだ。

KDIは「米国同時多発テロの否定的波及効果も予想ほどは高くなく、原油価格の下落など対外条件もよくなっている」として「景気の急速な反騰を期待するのは難しいかもしれないが、緩やかな潜在成長率水準に近づく兆しが見えている」と分析している。そして「現在のような経済条件が続く場合、成長率は4.1%を超える可能性もある」としている。

一方、KDIは国有銀行の民営化とともに、韓国投信、大韓投信など、銀行以外の政府所有金融機関の民営化を急ぐように促した。また、若年層の就職難解消のため、政府は法定退職金制度を改善して労働市場の柔軟性を高めるべきだと助言した。



朴重鍱 sanjuck@donga.com