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円安・ウォン高で輸出競争力低下の恐れ

Posted December. 15, 2001 13:40,   

円相場が値下がりし、円・ドル為替レートは1ドル130円台にまで進むだろうという予測が出ている。反面、ウォン相場は値上がりしているため、ウォンと円の為替レートは、100円が1000ウォン以下にまで、ウォン高が進む可能性があると予測されている。

円安、ウォン高が続く場合、韓国製品の輸出競争力の低下を招き、経常収支の黒字が減少するものと懸念される。

▲ウォン・円レート、1000ウォン台を割り込むのか〓9月11日の米テロ事件以来、1ドル116円台にまで値上がりしていた円相場は、日本経済の先行きに対する厳しい見方が強まり、一気に円安に転じた。すでに「ゼロ金利」となっている上、ばく大な公共負債の負担を抱えているため、これといった景気てこ入れ策を打つ手がない日本政府は「円安」を唯一の突破口としている。

さらに、米国のコンサルティング会社「メドッリグローバル・アドバイザー」が12日、「米国が日銀の外貨資産の買収と円安を支持している」という内容の報告書をまとめ、円安の可能性を一層高めた。

ロイター通信は13日、日本の財務省関係者の話を引用し、「円安が日本の構造改革を後押しできる唯一の方策であり、円・ドルレートは130円台にまで進まなければならない」と報じた。

14日午後4時現在、円・ドルレートは1ドル127.45円となり、130円に迫る勢いだ。

反面、10月初めに1310ウォン台にまで進んでいたウォン・ドルレートは13日、1ドル1274ウォンまで、ウォン高が進んだ。

スタンダード&プアーズ(S&P)が先月13日、韓国の国家信用レベルをBBB0からBBB+へと上方修正したことなどから、外国人の株買い資金が集中したため。

財政経済部の関係者は「円・ドルレートが130円台にまで進み、ウォン・ドルレートが現在の水準を維持すれば、ウォン・円為替レートは100円が1000ウォン以下にまでウォン高が進みかねない」と懸念した。13日現在、ウォン・円レートは1011.86ウォンで、9月26日の1111.39ウォンより100ウォン近くウォン高が進んだ。

▲輸出競争力の悪化の可能性〓貿易協会が今年、200社余りの輸出企業を対象に調査を行ったところによると、日本製品と競争力を維持できるウォン・円レートの適正水準は100円当たり1073ウォンだった。

韓国貿易協会貿易研究室の辛承官(シン・スングァン)調査員は「円安が続けば、自動車、電子製品、パソコンなど、日本と競合する「主要輸出品目」で、日本企業がドル建て価格を下げる可能性が高くなる」とし、「100円当たり1000ウォン以下にまでウォン高が進むと、韓国の貿易業界は大きな打撃を受けるだろう」と予想している。

このため、外国為替当局が為替レートをあまりにも「放置」しているとの指摘も出ている。三星経済研究院の鄭永植(チョン・ヨンシク)首席研究員は「市場の流れを完全に変えることは難しくても、外国為替当局が「口頭介入」など、為替レートによる衝撃を緩和できる方策を講じなければならない」とし、「国策銀行によるドル買い、中央銀行のウォン建て外国為替平衡基金債券の発行によるドルの吸収など、対策が必要だ」と指摘している。



朴重鍱 sanjuck@donga.com