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来年、成長−物価−失業3%台「トリプル3」

来年、成長−物価−失業3%台「トリプル3」

Posted November. 26, 2001 10:03,   

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来年は経済成長率と物価上昇率そして失業率など、主要マクロ経済指標が一様に3%台を示す「トリプル3」になる見込みだ。これは成長率2.5%前後、物価上昇率4%前半、失業率3.7%とされる今年より、経済環境が多少改善することを意味する。

ただ、経常収支黒字は今年より大きく減り、30億〜60億ドルにとどまる見込み。

財政経済部(財経部)の高官は25日、「来年の経済成長率は3〜4%になると見られるが、成長率を4%以上に引き上げるため、財政支出を増やすなど内需浮揚策を実施する」という計画を述べた。

同高官はまた、「今年の消費者物上昇率は4%台前半で安定を取り戻す」とし、「来年は今年よりさらに落ち込み、3%台を維持する」という見通しを示した。韓国開発研究院(KDI)も国際原油価格など国際原材料の価格が安定化し、景気も緩やかな上昇を示すことで、需要面での物価上昇への圧力要因がそれほど大きくなく、物価上昇率が3%台にとどまると予測した。

財経部はまた、最近の景気減速の中でもサービス業など内需の雇用拡大とフレックスタイム制の広がりなどで失業率が安定を取り戻しつつあり、このような傾向は来年も続くと見ている。来年第1四半期(1〜3月)までは、季節的な要因による建設景気の萎縮と大学卒業者の就職活動の活発化で、失業率が多少増加する恐れがあるが、第2四半期(4〜6月)以降は安定化するとのこと。KDIは来年の失業率は今年と同じ水準の3.7〜3.8%台になると見ている。ただ、成長率を引き上げるために内需浮揚策を実施しながら大幅な経常収支黒字を維持することは難しいため、国際収支の黒字規模は減少すると見られる。



洪贊善 hcs@donga.com