▲完投型投手のカート・シリングとランディ・ジョンソンが登板しない試合であること。▲シリングとジョンソンが登板したとしても、投球数が7〜8回までに120球を超えること▲勝っていたとしても点差が大きすぎないこと
これはアリゾナ・ダイアモンドバックスの金炳賢(キム・ビョンヒョン、22)が東洋人として初めてワールドシリーズに初登板するための「前提条件」だ。
一体いつ登板するのか分からず韓国のファン達はワールドシリーズ第1、2戦を目を見張って見守ったが、2試合ともリードの状況であったにもかかわらず、金炳賢の登板は実現しなかった。2試合とも理由はあった。
第1戦ではシリングが7回までしか投げなかったが、点差が9−1の大差だったため、敢えて抑えの金炳賢が登板するまでもなかった。第2戦では4点差のリードだったが、ジョンソンの投球数(110)が少なかったことから、ジョンソンが完投することが望ましかった。
金炳賢がディビジョンシリーズとリーグ優勝決定戦で登板した4試合を分析すると、上の三つの「前提条件」が満たされた時に、ダイアモンドバックスのボブ・ブレンリー監督が金炳賢をマウンドに送っていたことが分かる。
金炳賢のポストシーズン登板初試合のセントルイス・カージナルスとのディビジョンシリーズ第3戦では、ダイアモンドバックスの先発はミゲール・バティスタで、点差は5−3とリードした8回に登板した。2回目は、アトランタ・ブレーブスとのリーグ優勝決定戦第2戦。金炳賢は1−8でリードされた9回に登板したが、これは長いインターバル後にコンディションをチェックするといった意味合いでしかなかった。
リーグ優勝決定戦第4戦では、ダイアモンドバックスの先発アルビー・ロペスの後を継いで金炳賢は7−3でリードした8回無死満塁で登板しセーブを達成。金炳賢がダイアモンドバックス「ワンツーパンチ」の1人ジョンソンと初めて組んだのは、リーグ優勝決定戦第5戦でのこと。金炳賢は3−2の1点差でリードした8回から登板し、2イニングを無失点で抑えた。この時ジョンソンは7回までの投球数が118球に達していて、7回裏に1点を許すなど球威が衰え始めていた。
3つの前提条件からして、ダイアモンドバックスの第3、第4先発のブライアン・アンダーソンとミゲール・バティスタが登板するニューヨークでのワールドシリーズ第3、4戦は、金炳賢の登板の可能性が高い。特に4勝投手の先発アンダーソンが登板する第3戦には、勝ち負けを問わずコンディションのチェックという意味で一度マウンドに立つことが有力視されている。
30日ニューヨークに到着、ヤンキー・スタジアムで簡単にウォーミングアップした金炳賢は、「狂的なヤンキースファンの応援に怖気づくのでは」と聞かれると、「1000人来ようと、1万人来ようと関係ない。マウンドに立って自分の試合に集中するだけ」と自信ありげに答えた。
ssoo@donga.com






