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米、酷寒期の攻撃態勢にも「異常無し」

Posted September. 29, 2001 09:42,   

米国はアフガニスタンが山岳地域が多いうえ、10月中旬から強風と豪雪を伴う酷寒期が始まることを考慮し、トンネル破壊用兵器と悪天候にも作戦を遂行できる特殊兵器・装備で武装していることが明らかになった。

米国は東北部の山岳地帯にあるイスラム過激派指導者オサマ・ビンラディン氏の地下ごうを探索する方法として、先端スパイ衛星である「ラクロス」が大いに活躍することを期待している。

ラクロスは地下バンカーとタリバーンの秘密基地から発散される熱気と地上の温度差を感知し、異常が発見される場所を撮影して、米国家安保国(NSA)と宇宙司令部(USSC)で判読する。

ラクロス衛星は湾岸戦争当時、雲が深く垂れこんだ時も、地下にあるイラクミサイル基地で流出される熱を感知し、爆破した実績がある。

精巧なレーダと高画質の映像記録装置を利用し、微細な動きまで把握できる無人偵察機「プレデター」と「グローバル・ホーク」も夜間や雲が深く乗れこんだ天気だけではなく、雪の中でも目標物を識別できるため、米国の冬季の攻撃を主導できるものと見られる。

地下ごうを破壊するためには、湾岸戦の当時、イラク地下基地を破壊したことがあるバンカーバスタ(洞穴破壊)弾の性能を加えたトンネル破壊弾が使用される見通し。

この爆弾は過去レーザーで目標物を指し示されたGBU28弾の性能を補ったもので、スパイ衛星によって目標物に指せるよう製造された。コンクリート壕と岩盤は6メートル、土地は30メートルまで貫いて爆発するよう設計されたのが特徴。岩盤が大きすぎて突き抜けられない場合、トンネルの入口を破壊した後、追加爆撃を誘導するよう作られている。

米マスコミはこの爆弾が320キロの距離にでも天候に関係なく目標物を正確に探索し爆発させると報じた。



白庚學 stern100@donga.com