巨額の不良債権を抱えている金融機関を整理して、これら金融機関の預金者を保護する目的で使われる預金保険基金が、事実上破産状態に直面しているとの指摘が出ている。
また、30兆ウォンにのぼる預金保険債権の損失額を穴埋めするには、預金保険公社が金融機関から受け取る保険料収入だけでは、17.4年も掛かる金額だ。
韓国開発研究院(KDI)のチョン・ホンテク副院長とアン・ヨンソク専門研究員は、15日預金保険公社が発行する季刊誌「預金保険公社の金融研究」(2001.II)に発表した「預金保険制度の発展のための主要課題」と題した報告書でこのように述べた。
報告書は「預金保険基金が金融構造調整の過程で巨額の損失を負うことが予想されるため、事実上破産状態に直面している」とし、「今まで発生したり、これから発生する追加の不良債権を誰が、いかに分担するかについて積極的に検討しなければならない」と指摘した。
預金保険公社は、98年から今年5月末まで66兆5507億ウォンの預金保険基金債権を発行し、5月末現在85兆3628億ウォンを金融機関に支援している。
また、その間回収された資金は12兆5288億ウォンに過ぎず、金融機関からもらった保険料収入は1兆9867億ウォンにとどまっている。
報告書は「預金保険基金のキャッシュフローと残高を見れば、今後深刻な赤子が予想される」と指摘した。
報告書はまた、預金保険基金の自力回復を図る方法として、預金保険基金と構造調整基金を切り離し、基金の目標規模を決めて積み立てを続けることを提案した。
また、金融機関別差別保険料制度を取り入れ、金融機関の整理命令権を意味する保険資格取消権限を預金保険公社に与えて健全性の監視を強化する必要があると主張している。
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