三星(サムスン)電子がDラム半導体の不況を打破するための新たな事業戦略を相次いで出している。三星は7日、第3世代256メガラムバスDラムの量産を本格化すると発表した。
ラムバスDラムの主力製品を128メガから256メガに変えるための準備段階となる。
これに先立って、三星はソニーとフラッシュメモリー部門で、デル(Dell)社とはラムバスDラム及びLCD部門で提携を結ぶことにした。活発な提携と共に社内ではコスト低減を通した収益性を図っている。
しかし、このような動きの背景には、依然としてDラム半導体の不況という陰が見えている。Dラムの景気がいつ回復するのか、また「次世代のドル箱」とされるデジタル家電で世界標準をリードする製品をいかに主導的に開発できるか、などに三星の未来がかかっているというのが大方の見方だ。
▲新たな挑戦〓三星が今月から量産を本格化した256メガビットラムバスDラムは、超微細 工程が適用されてウエハー当たりチップ生産量は30%、信号処理速度は20%速くなっている。ラムバスDラムは高性能パソコン、ワークステーション、ゲーム機などに主に使われ、今後デジタルテレビなどにも使用が拡大する見通しだ。
これに先立って三星は、ソニーとフラッシュメモリーカード部門での提携を宣言した。また米国の大型コンピュータ会社であるデルに、4年間160億ドルものラムバスDラム、LCDなどを輸出し、次世代コンピューターについての研究も共同で進めることにした。これらのすべては主にパソコンに使われるSDラムメモリーの販売不振を穴埋めするための措置だ。
超薄膜トランジスター液晶ディスプレー(TFT—LCD)部門も今月から収益を出す構造へと変わる見通しとなった。部品数を既存の150個から100個以下に減らし、作業過程を競争会社より二段階減らしたため。しかも、非メモリーのシステムLSIも本格的な成長軌道に乗り始め、携帯電話事業は今年世界トップ5に入るほど高成長を続けている。
三星電子の関係者は「上半期の税引き後の純利益は計17億ドルと世界トップ10入りに近づいており、負債比率は47%にすぎない」とし、「7月初め、ポブス誌が選んだ世界500大企業の発表で70位になった」と話した。
▲残された課題〓最も大事なことはDラムがいつ再び「ドル箱」の役割が果たせるかどうだ。実際、三星電子は売上ベースで、半導体の割合が35%、メモリーだけで23%しかない。それでもメモリーが重要な基準になる理由は、純利益に寄与するところが大きいため。
大宇(デウ)証券のアナリストの全炳瑞(チョン・ビョンソ)さんは「非メモリーなど他の事業分野に力を入れる必要はあるが、その市場が成熟する前の現在としては、メモリー半導体が最も重要だ」とし、「10月にマイクロソフト社が『WindowsXP』を出すなど、次世代パソコンが登場すれば、来年の1・4半期からパソコン需要が本格的に回復すると」見通した。
梁鍾久 artemes@donga.com






