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肥満クリニックを訪れる女性の50%が正常又はやせ気味

肥満クリニックを訪れる女性の50%が正常又はやせ気味

Posted August. 04, 2001 09:49,   

正常の身体をしている女性が自分を肥満と思い込んで肥満クリニックを訪れるケースが全体の半数を占めるという研究結果が出た。彼女らは、肥満の女性と同じレベルか却ってより強い精神的ストレスを感じていることが分った。

こうした研究結果は、梨花(イファ)女子大医学部大学院のパク・セッピョル(37・女・亜洲大学家庭医学科専門医)氏が修士論文「肥満クリニックに来院した女性の心理的特性」の中で明らかにしたものだ。

3日、この論文によると、ソウル市内の肥満クリニックを訪れた女性116人に対する調査結果、対象者の50%の58人が肥満の程度を示す体質量指数が25.0㎏/m2未満の正常体重だった。

特に対象者の31.9%の37人は体質量指数が23.0㎏/m2未満の正常以下の体重群に属しているにもかかわらず、体重を減らすため病院を訪れたことが分った。この中20代の占める割合が半数近い48.6%で、若い女性の肥満に対する強迫観念が強いものと調査された。

体質量指数は体重対比身長を数値化したもので、医学界では一般的に25.0㎏/ m2

以上を「肥満」、23.0〜25.0㎏/m2を「過体重」、23.0㎏/m2未満を「正常」に区分している。身長が160㎝の女性の場合、体重が64㎏以下だと健康な女性に属する。

しかし、肥満ではない女性が感じる精神的ストレスは、実際肥満の女性とあまり差がなかったり却ってより強いことが分った。

調査結果によると正常以下の体重群に属する女性たちが感じるうつ病の尺度は平均44.6点で実際肥満女性の44.1より0.5点高く、精神的な不均衡状態により体重減少にこだわる凝り性の尺度もやはり44.5点で肥満女性の45.5と比べ大差がなかった。

パク氏は「体重に対する過度の強迫観念は、肥満より大きな害を身体にもたらしかねないため、自分の身体に対する満足度を高めることが大事だ」と指摘した。



changkim@donga.com