韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、米国の外相が25日、ベトナムのハノイで開かれる第8回ASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム(ARF)外相会議で、韓半島問題を論議するための3者間の協議が行われる可能性が高いものと見られる。
政府高官は、10日「韓昇洙(ハン・スンス)外交通商部長官とパウエル米国務長官、白南淳(ベク・ナムスン)北朝鮮外相がARF外相会議に参加するので、形態はどうあれ3者の間で協議が行われると見られる」と語った。
これによって、今回の会議を契機にブッシュ米政権発足以来、行き詰まっていた南北関係と米朝関係に変化の兆しが見られるかどうか注目されている。
韓長官とパウエル長官は24〜26日にハノイを訪問した後、27〜28日にはソウルで韓米外相会談を行う予定だ。
一方、北朝鮮と欧州連合(EU)も、ARF外相会議を契機に二者間外相会談を行う予定にあるという。
北朝鮮大使を兼任している駐韓ベルギー大使は同日、ソウル梨泰院(イテウォン)洞の大使官邸で記者会見し、「私が北朝鮮を訪問した時(18〜23日)、北朝鮮当局者が外相会談に出席するという意向を示した」と明らかにした。
白南淳外相と今年の下半期、EU議長国になるベルギーのミッシェル外相が首席代表として参加する北朝鮮とEUの外務会談では△追加の国交交渉△北朝鮮の大量破壊武器△経済協力問題などが包括的に論議されるものと見られる。
大使は、また「信任状呈上のため訪朝した時、北側関係者たちが昨年6月の南北共同宣言を遵守すると話したことに照らし合わせると、金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問が実現するのではという感触を受けた」と加えた。
金影植 spear@donga.com






