韓国と米国は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の通常戦力の脅威程度を判断する北朝鮮人民軍への軍事訓練評価基準を単一化することで一致した。
これは先月21日(米国時間)ワシントンで開かれた韓米国防会談で北朝鮮の通常戦力による軍事的脅威に対する北朝鮮との交渉において、韓国が主導的な役割を果たすものの両国が緊密な協調をすることで一致して以来初めて出てきた具体的な措置として注目される。
6日、軍当局によると、合同参謀本部は最近在韓米軍司令部と協議し、北朝鮮の各種の訓練に対する脅威程度を評価する基準だった△訓練部隊の単位△訓練日数、などの項目を単一化することを決めた。
韓国軍は、これまで北朝鮮軍の訓練部隊単位と関連し訓練最上級の部隊を、米軍は大隊を各々に基準として設けていたが、今回両国は大隊を基準にするものの戦車部隊と機械化部隊の場合、中隊まで考慮対象に入れるということ。
また、訓練日数の場合、韓国軍はこれを考慮しなかったが、今後は米軍が行ってきた方式によって評価項目に追加する。
これと関連、韓米両国は北朝鮮軍が冬季・夏季訓練など大規模な訓練を終えた後は、双方の軍関係者らが出席する評価会議を経て脅威の程度を調整する。
軍筋は、「これまで北朝鮮の脅威を評価する時、韓国軍と米軍の間にその基準が異なっていただけでなく、米軍側も在韓米軍と太平洋司令部、国防総省情報局の間に差があった」とし、「韓米間に合意されたことによって、内部の調整過程を経て9月ごろ新たな評価基準を適用する考え」だと明らかにした。
別の関係者は、「今後韓国は、韓米間で一致した北朝鮮軍訓練の脅威への評価に基づき、北朝鮮との交渉を始める考え」だとしたうえで、「これまで韓米間では北朝鮮軍訓練脅威の評価基準において若干の隔たりがあったものの見方は大きく異ならなかった」と述べた。
一方、シュワーツ韓米連合司令官は6日、国防部の金東信(キム・ドンシン)長官を表敬訪問し、金長官から北朝鮮の通常戦力の脅威に関する問題は韓米間の緊密な協調のもと韓国が対北朝鮮交渉を主導することを決めたという韓米国防会談の結果を聴取し、全面的なな共感を示した。
李哲熙 klimt@donga.com






