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ダベンポート対ビーナス

Posted July. 04, 2001 09:52,   

ウィンブルドンを復活の舞台に飾るのか。

女子テニススターのリンゼイ・ダベンポート(25・米)はシーズンの初期に苦痛の時間を送らなければならなかった。右側のひざを痛めて4ヵ月近く休む間、ありとあらゆるデマに悩まされたからだ。

負傷がひどくて選手生命が終わるかもしれないとか、恋に落ちてテニスをおろそかにしているといった噂が流れていた。選手生活のピークを迎えているはずの年齢ではあるが、引退の話まで出回っていた。

この上、親しい友人で、ダブルスのパートナーでもあるコリナ・モラリウ(米)が白血病にかかり、大きな衝撃を受けた。

このダベンポートが周りの人々の懸念を払拭して3年連続でウィンブルドンの準決勝に進出した。4日、イギリス・ウィンブルドンのオールイングランドクラブで開かれた女子シングルスの準々決勝。

99年のチャンピオンでもあるダベンポートは、準々決勝で今年のフランスオープンの準優勝者であるキム・クライシュテルス(ベルギー)を相手にわずか48分で2—0(6—1、6−2)でストレート勝ちした。今回の大会に参加した女子選手としては、もっとも長身の1m89の身長を売り物に、強力なサーブとストロークで3セットだけを逃して試合を終えた。これで、ダベンポートは準決勝に上がるまで、5試合連続で無失点セット行進を続け、絶頂のコンディションを誇示した。

ダベンポートはナタリー・トージア(フランス)を2—0(7—5、6—1)で下したビーナス・ウィリアムズ(米)と決勝進出をかけて対決する。去年の大会ではウィリアムズと決勝で対決し、0—2で負け、タイトル維持に失敗した。雪辱を果たそうとしているダベンポートは「休んで心身がさらに強くなった」とし、「思った通りのプレーを展開しており、何の問題もない」と述べた。

10大旋風の立役者であるジュスティーヌ・エナン(19・ベルギー)は94年のチャンピオンのコンチタ・マルティネス(スペイン)を2—0(6—1、6—0)で破り、4強入りした。ジュスティーヌ・エナンはメジャー3連勝を狙うジェ二ファー・カプリティ(米)と準決勝で対戦する。

男子シングルス4回戦でホームコートのイギリスの希望、チーム・ヘンマンは米国のトードマーチンをフルセットの接戦の末、3—2(6—7、7—6、4—6、6—3、6—2)で下した。ベスト8に名乗りを上げたヘンマンは、ピートサンプラス(米)を破った旋風の主人公、ロージャぺドロ(スイス)と対戦する。



金鍾錫 kjs0123@donga.com