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中国に密入国した北朝鮮一家7人が中国UNHCRに保護要請

中国に密入国した北朝鮮一家7人が中国UNHCRに保護要請

Posted June. 26, 2001 20:49,   

99年1月に北朝鮮から中国へ密入国したキム・ボンス氏(48)一家7人が26日、北京駐在の国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所に駆け込み、難民としての保護と韓国への移送を求めた。

彼らは21日、寧省の大連を出発し、22日と23日の夜、北京に到着。26日午後10時頃、3人と4人など二組みに分けて塔園外交アパートオフィスの2階にあるUNHCR事務所に何の制裁も受けずに入ったという。

UNHCR事務所は、彼らを迎えた後、外部との連絡を絶っており、中国政府にはこのことをすぐ知らせたものと伝えられた。

UNHCR事務所に駆け込み、難民申請をした7人はキム氏と同氏の妻のチョン・ミョンスク氏(43)、娘のウンヒ氏(17)、息子のヒョクチョル(15)、義父のチョン・テジュン氏(67)、義母のキム・チュンオク氏(66)、妻のおいのチャン・ギルス君(16)などだ。特に、ギルス君家族の話は、昨年5月、米国の時事週刊誌・ニューズウィークなど、世界各国のマスコミに紹介され、北朝鮮を脱出する過程と北朝鮮の実状などを示すギルス君の絵は、英国のチャンネル4TVで紹介されたこともある。

当初北朝鮮を脱出したキム氏一家は合わせて17人。このうち5人は今年3月に北朝鮮当局に逮捕され、強制送還されたが、このうちの一人が北朝鮮からの再脱出に成功し、13人の家族とともに過ごしてきたところ、3人はモンゴルに向かい、残りの10人が国際世論に訴えるために、北京にやってきたものと伝えられた。3人の行方は確認がとれていない。

キム氏一家はこれまで、日本の脱北者支援団体「レンク(RENK)」などと事前連絡を取ってきた。また、ギルス君を支援する韓国団体「ギルス家族救命運動本部」側がこれまで、彼らを支援してきたという。昨年9月には同本部がUNHCRを訪問し、ギルス君家族に難民の地位を認めるよう求めたが、拒否された。

これまでも北朝鮮から中国に逃れた密入国者が、北京駐在のUNHCR事務所に数回足を運んだが、中国政府は彼らを不法な越境者とみなすだけで、なかなか難民とは認められなかった。

一方、政府は「人道主義的な見地から北朝鮮から逃れた人の自由な意思にしたがって亡命先は決られるべきだ」とし、「このような政府の立場を中国側とUNHCR側に伝える方針であり、密入国者らが韓国への亡命を希望すれば受け入れる考え」だと明らかにした。



李鍾煥 ljhzip@donga.com