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米、ビエケス島での軍事演習を2003年に中止

米、ビエケス島での軍事演習を2003年に中止

Posted June. 14, 2001 12:43,   

米政府は、環境破壊と住民被害への声が高まっているプエルトリコのビエケス島での軍事演習を2003年5月をもって中止する方針だと、ニューヨークタイムス紙が14日報道した。

同紙は、「ブッシュ政権は、ビエケス島の軍事演習を強行すれば、ヒスパニック系住民の支持率が下がる恐れがある」とし、「ホワイトハウスは向こう2年で軍事演習を中止するよう海軍に指示した」と明らかにした。海軍は14日に軍事演習中止についての公式発表を行なうと、同紙は伝えた。

軍事演習に反対してハンガーストライキを行なっている米国の人権運動家アル・シャプトン牧師や闘争を共にしてきたニューヨーク市議員など3人は声明を出し、「2003年まで演習が継続されることがあってはならない」とし、「ブッシュ政権はただちに演習を中止すべきだ」と主張した。

演習中止を求めてきたカルデロン・プエルトリコ州知事は、来月29日に即時演習中止の是非を問う住民投票を実施する予定だ。

住民の激しい抗議にもかかわらず、米海軍の戦闘機の軍事演習は18日から再開が予定されている。

国防総省の官僚らは、ブッシュ政権の軍事演習中止の決定が、軍事的な必要性を考慮せず「政治的判断」のみによるものだと不満を表明している、と同紙は伝えている。国防総省はこれまで、ビエケス島が米海軍の大西洋艦隊演習に最適の訓練場であるとし、軍事演習中止を強く反対してきた。

米海軍は、2003年以降ビエケス島を米内務省に返還する予定であり、内務省は爆撃の残骸を片づけた後、今後の活用について案を出すものと見られる。1938年から米海軍の軍事演習場として使用されてきたビエケス島は、環境破壊と健康悪化が懸念され、これまでも住民の反対が続いてきた。



mickey@donga.com