大韓航空の操縦士労組とアシアナ航空労組が12日からストライキに突入したため、航空便の大規模な欠航事態となり、乗客が大きな不便を強いられた。
特に大韓航空操縦士たちのストは、争点をめぐる労使間の見方に隔たりが大きいうえ、労組幹部への司法措置などで労使が感情的に対立する場面もみられるなど、ストが長引く兆しさえ覗われる。
大韓航空の労使は11日に続き12日にも、未明からソウル中区西小門(チュング・ソソムン)にある本社で、手当ての引き上げ案と運航規定審議委員会の構成案などをめぐり大詰めの交渉を開始した。しかし、労組側が労使それぞれ半数ずつからなる運航規定審議委員会の結成を固守した反面、会社側が拒否する立場を明確にし決裂した。
会社側は同日、ソウル市江西(カンソ)警察署に、労組執行部を違法なストの主導および業務妨害の容疑で告訴した。検察は、操縦士労組の李成宰(イ・ソンジェ)委員長など労組幹部14人に対して業務妨害容疑で逮捕令状を請求した。
アシアナ航空労使も11日午後、ソウル地方労働委員会が提示した仲裁案を拒否した後、午後10時45分から交渉を開始したが、合意に至らず12日にストに突入した。
両航空会社のストで、12日は国際線の場合、午前8時30分発マニラ行きの大韓航空KE621便をはじめ出国の航空便が相次いで欠航となった。
国内線も、午前6時50分発釜山(ブサン)行きのアシアナ航空OZ8801便がキャンセルされるなど、大量欠航が相次いだ。
この日キャンセルされた航空便は、大韓航空国内線の大半と国際線の半数、アシアナ航空国内線の一部など計300便余りで、12日一日で両会社の売上損失額は146億ウォンに達したものと暫定集計された。
一方、最高検公安部(朴淙烈=パク・ジョンヨル=検事長)は12日、航空会社のストと関連し、大韓航空操縦士労組の李委員長など労組幹部14人に対する逮捕令状(業務妨害容疑)を請求し、検挙に出た。
検察関係者は「大韓航空操縦士労組のストは、中央労働委員会の行政指導を守らなかったため、明らかな違法ストだ」と述べ、会社側の告発とは関係なく労組委員長などの幹部らを検挙し司法措置を取る考えを明らかにした。
検察は、違法なストを主導した労組幹部らの一部は拘束し捜査する方針だ。しかし、アシアナ航空操縦士労組のストについては、中央労働委員会に調停申請を届けた上で調停不可の判定を受けるなど、ストに必要とされる事前の手続きを済ませていることから、違法と見なすのは難しいとしている。
検察は、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の大掛かりなストライキに加わっている他の事業場に対しても違法の如何を調べていることを明らかにした。
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