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水供給に成功、農民たちは歓呼 忠清北道鎮川郡

水供給に成功、農民たちは歓呼 忠清北道鎮川郡

Posted June. 10, 2001 10:27,   

10日午前11時頃、忠清北道鎮川郡文白面(チュンチョンブクト・チンチョングン・ムンペクミョン)ウンタン里の俗称セゲゴルと呼ばれる所。

「ざあざあ…」。田んぼにほとばしる水を見ている農民たちの口元に明るい微笑みがにじんだ。つい何日前まで想像もできなかった光景が目の前に繰り広げられていた。

セゲゴルは忠清北道地域でも水の供給が困難な天水田として悪名高い地域。岩盤地域だから、井戸を掘ることもままならず、通路が狭すぎてミキサー車の通行も不可能だ。今春の長引く日照りに、農民たちはただ空を見上げながらため息をついているだけだった。

「多段階揚水作業」も諦めざるを得なかった。95年の干ばつの際、4kmほど離れた美湖(ミホ)川までホースを連結しての「10段階揚水」を試みたが失敗した経験があるため。

「当時、耕運機を10台も動員して揚水を試みたが、ホースが1時間も持たないままちぎれてしまって諦めました。天水田が河川より100m以上高く位置している上に、道も曲がりくねっていて傾斜した所が多くて、水圧を一定に維持することが出来なかったためです」。この村の里長、鄭鎭榮(チョン・ジンヨン・59歳)氏の話だ。

このため、4日開かれた鎮川郡干ばつ対策会議でも、セゲゴルは初めから諦めようと主張する意見が多かった。だが、金慶會(キム・ギョンフェ)郡長は、「農民が農事を諦めることは有り得ない」と語り、「一緒に頑張ってみましょう」と呼びかけながら村人たちを励ました。

「窮すれば通ずる」という言葉通り、現場を訪れた金郡長は奇抜なアイデアを考え出した。10段階揚水で水を引く過程で、各段階ごとに淀みを掘り、取り敢えずそこに水を溜めておいた後、さらにそこから水を引くということ。水圧を一定に維持しなければならない難題を一挙に解決できる妙案だった。このようなな方法で、いわゆる「10連式揚水」が誕生した。金郡長は、淀みに水を入れる時に水が土の中に吸収されることを防ぐために底にビニールを敷くよう指示した。

金郡長は、「あと一日か二日の苦労でセゲゴルの水供給は完了する」と自信満々に言った。



池明勳 mhjee@donga.com