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聴衆へ一歩近づいた「音楽愛」

Posted May. 27, 2001 09:14,   

「音楽が大好きで曲を作りました。今度は聴衆を探し求めて参ります」。

インターネットを通じて出会った多様な経歴を持つ若い作曲家たちが発表会を開く。平凡な観客たちが共感できる舞台をつくるという「意志疎通志向」の音楽会として目を引く。

6月2日の午後7時半、ソウル江南区鶴洞(カンナムク・ハクトン)のマルホールで開かれる無料公演「シン・ドンイルの作曲マダン」。

作品を発表する7名の作曲家は、「座長」格のシン・ドンイル(韓国芸術総合学校講師)を含めていずれも20—30代初めの世代。シン氏のウエッブサイトで様々な意見を交わし合う中、「心が合った」。全員とも作曲に対する強い熱望は持っているものの、聞いてくれる聴衆がいなくて失望ばかりしたことや、作曲の道をこのまま歩き続けるべきか葛藤したのも同じだった。

激しく悩み討論した末、シン氏を中心に毎年2回以上の発表会を通して、聴衆を捜し求めて行くことで意見が一致した。

経歴も7人の顔と同じく千差万別。キム・サンヒョン氏は大学の英文科を中退した後、韓国芸術総合学校の音楽院に入学し、作曲ではなく音楽学を専攻中だ。古典主義的傾向の歌曲を主に作っている。キョンウォン大学作曲科に在学中のキム・スミン氏は、珍しく「正統」コースを踏んできた人だが、学校で単位を取るための現代音楽よりは、ベートーベンやショパンがずっと好きだという「変わり者」。

キム・ジョンヒ氏は電子工学科を中退した後、労働運動に目を向けたが、結婚してから音楽の勉強を始めた晩学徒。国楽の技法を使った創作に関心が高い。大学の機械工学科を休学したキム・ヒョンソク氏、結婚後ピアノ学校を運営して再び作曲への夢を燃やすイ・ジヨン氏。音楽家の父親のもとで音楽的アイデンティティを悩み続けたという作曲学徒のウ・イイェソラ氏も変わっているのは同様だった。

しかし、彼らを結ぶ共通点は明確だ。「自己満足のために作曲する時代はもう終わりました。大衆への責任感を持つべきです」(キム・ジョンヒ)。「技法のみの技法はいやです。聴衆の前に自分を現わす手段として音楽をしています」(イ・ジヨン)。使用する楽器と技法は、皆それぞれだが「誰もが共感できる作品をつくりたい」という熱情だけは譲らない。

シン氏は、「作曲への情熱を持っている人であれば誰でも一緒に悩み、共に作業したい」と言い、「発表会の他に、インターネットホームページなどを通した音楽ファイルの共有なども計画中」と話した。

http://www.mp3.com/Dong-ilSheen 02—6248—0141。



劉潤鐘 gustav@donga.com