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検察、医薬界全般の不当行為を内偵

Posted March. 23, 2001 17:43,   

検察は、国民健康保険財政が破綻の危機に直面することになったのは、医薬界の全体的な不当行為と密接に関係していると判断し、資料の収集などの内偵に着手したことが23日(金)に明らかになった。

また検察は、保険福祉部と国民健康保険公団の高位関係者が、医薬界で行なわれている不当行為を黙認、協力していたという手がかりを一部確認し、医療界との癒着の可能性についても捜査を展開する決定を下した。

検察の主な内偵対象は、▲診療明細書の操作等によって保険料を水増し請求する行為▲高価薬剤を使用したように偽って保険料を不当に請求する事例▲医療法人名義の不法貸与▲医療界のリベートーーなどになることが明らかになっている。

検察はこれに伴い、保健福祉部や健康保険公団などから、保険料の請求及び支給の現況や実態などに関する資料を近日中に収集し、本格的な検討作業に取り組むことにした。