失業者が再び100万人を突破した。特に、30代の失業者が急増している。
統計庁は20日、2月の雇用動向を発表し、先月の失業者は106万9,000人で、1月よりも8万7,000人増えたと発表した。失業率も1月の4.6%から2月には5.0%に上昇した。失業者の数が100万人を超えたのは、昨年3月の102万8,000人以来のこと。失業率5.0%という割合も、昨年2月の5.3%以降一番高い数値だ。
冬という季節的な要因を考慮した季節調整失業率も1月は4.1%だったが、先月は4.2%に上昇している。単純に冬だから失業者が増えたという当局の言い分とは違い、構造的な問題点があるのではないかと分析されている。
失業者はすべての年齢層まで広がっている。特に多いのは30代と20代で、1月よりも各々2万6,000人、2万2,000人増え、若年層の失業問題が深刻な状態であることを表している。
統計庁社会統計局の宣柱大(ソン・ジュデ)局長は、「失業者と失業率は通常、2月が最も多い」とし、「景気沈滞や構造調整による失業者は、先月は1万1,000人にとどまり、1月の4万人よりも減っている」と述べている。
経済協力開発機構(OECD)基準の失業者および失業率は114万5,000人で5.4%と、先月よりも各々8万2,000人、0.4%ポイント増えている。
崔永海(チェ・ヨンへ)記者 moneychoi@donga.com