米国の次期政権国務長官に指名されたコーリン・パウエル前統合参謀本部議長は16日(以下、現地時間)、ブッシュ政権が発足し次第、海外に派遣されている米軍の戦力配置を再検討すると明らかにした。
パウエル氏は、「我々は大統領が就任し次第、ボスニアやコソボをはじめとする世界に駐屯している米軍の配置を検討し、このような戦力配置が適切に行われるようにする計画だ」と話した。
彼は、「現在、米軍が余りにも多くの地域に広く配置されている」とし、「我々は海外派遣の米軍が、現在している仕事と、彼らに要求される仕事、これから要求される事になどについて現場で調査し、戦力維持の負担をなくしていく方案があるかどうかについて検討する」と述べた。
パウエル氏はまた、「我々が海外派兵米軍を撤収・縮減するということではない」と付け加えた。






