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国防省「2000国防白書」発刊

Posted December. 05, 2000 12:21,   

軍は6月の南北首脳会談以降、南北間の緊張緩和の動きは認めているものの、混乱をもたらしてきた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する‘主敵’概念は、北朝鮮の現実的な脅威が無くなるまでは、そのまま維持することにした。国防省は4日に発刊した‘2000国防白書’でこのように述べ、ただ南北関係が転換期を迎えていることを考慮して、兵士への精神教育は状況に合わせて実施することにした。

▽兵士への精神教育と対朝用語の変更=白書は△安保情勢や南北関係の変化がどうであれ、我々の領土・領空・領海を侵犯するいかなる外部からの脅威も撃退・懲罰する△相手が戦争を行なわないと宣言しても実質的な軍事力の削減や配備の変更などを通じて立証されない限り、警戒態勢を変更してはならぬ△過去の共産主義者の和戦両面の戦略戦術を忘れてはならぬとの教育指針を盛り込んだ。

対北用語は南北関係の進展状況に合わせて、‘金正日’を‘金正日国防委員長’に、‘対北包容政策’を‘対北和解協力政策’に変えると共に、‘遺訓統治’‘崖っぷち戦術’‘武装諜報員の浸透持続’‘通米封南’などの冷戦的な用語を削除することにした。

▽北朝鮮の軍事的脅威=南北首脳会談以降、隣接地域での韓国に対する誹謗放送を中止するなどの一部の変化にもかかわらず、北朝鮮は主要電力の55%以上、戦闘機790台余りのうち約40%をDMZ地域に配備している。陸軍師団は4師団増やして67師団に改編した上、昨年導入したミグ21戦闘機の40台余りをヤンガンド地域に作戦配備した。また、浸闘用の小型潜水艦(艇)を追加に建造して配備するなど、浸闘訓練も持続的に実施している。

特に、北朝鮮は1〜2つの初歩的な核兵器の生産能力を保有しているものと推定され、8ヶ所の化学工場で生産した2500〜5000tの化学ガスを6ヶ所の施設に分散貯蔵しており、炭疽菌などの生物兵器の培養・生産能力も保有しているものと見られる。

▽米国の増員戦力の増強=朝鮮半島の有事の際に、米国は沖縄と米国本土の海兵機動軍を含めた69万人を派兵すると共に、最新鋭戦闘機を搭載した航空母艦戦闘団と上陸戦団などを支援する。米国の増員戦力は1990年代初めの48万人余りから1990年代中盤の63万人余り、最近は69万人と大幅に増強されて来ている。