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金大統領、「金総書記のソウル訪問の際、平和体制論議」

金大統領、「金総書記のソウル訪問の際、平和体制論議」

Posted September. 22, 2000 13:20,   

韓国の金大中(キム・デジュン)大統領は来年春と予想されている北朝鮮の金正日総書記のソウル訪問と関連して「韓国と北朝鮮間の平和体制をどのように進行するかについて論議する予定だ」と明らかにした。

21日付きの中央日報創刊記念特別会見で金大統領は「形式的な首脳会談ではなく、6・15南北首脳会談の平壌(ピョンヤン)合意より一歩前進した関係を築けるよう道を開かなければならない」と述べた。また「国民が安心して生活できるよう、北朝鮮と平和体制に対して合意するうえ、米国と中国がこうした南北関係を支持する。こうして朝鮮半島においての冷戦を終らせるのが私の構想である」と話し、残った大統領任期中に南北朝鮮間の平和協定の締結を図るとの意志を改めて示した。

金大統領は、朴智元(パク・チウォン)前文化観光相の辞任受諾と関連して「残念であるが何より重要なのは、全ての疑惑を明らかにして、真実が透明に糾明されることである。朴前文化観光相も辞任したし、検察も本格的に捜査に入ったほど、徹底的で公正な捜査を通じて真実が明白になれるだろう」と語った。

しかし野党が主張する特別検査制の実施については「国会に国政調査までできる権限があるのに、特別検査制を通す必要があるのか」と否定的な反応を示し、「検察は検察なりに徹底的に捜査し、国会は政府に対して質問したうえ、必要であれば国政調査をも実施するなど、この問題を明らかにしなければならない」と強調した。