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名士コラム

Posted July. 13, 2000 21:50,   

歴史的な南北首脳会談が開催されてから一ヵ月が過ぎた。今は当時の衝撃と興奮から脱し、慎重に首脳会談以降の南北関係と韓半島の将来を考える時点に至った。韓国と北朝鮮の関係の将来を卵zするのは容易な事ではない。しかし、我々が未来に備えるためには、色々な可柏ォを想定し、心理的、政策的に準備する姿勢が必要である。

まず、南北の指導者の各々の意図と国zが何であるのか考えなければならない。韓国は、韓半島(朝鮮半島)の緊張が緩和され、信頼関係が築かれる事を願っている。平和と安定の場を準備し、南北間の交流協力を拡大させ、究極的な統一の基盤を作るのも重要な目標である。

北朝鮮は一体、何を望んでいるのか。韓国は、今までキム・ジョンイル(金正日)国防委員長がなぜ首脳会談を受入れ、なぜキム・ダイチュウ(金大中)大統領を中心とした韓国代葡cを歓迎したのかに関心を持ってきた。しかし、本当に大切なのは、彼が今後南北関係は勿論、北朝鮮自体をどうリードして行くのかという質問である。我々自身をキム委員長だと想定してみる場合、次のような包括的な目標を考えられる。

第一に、韓国と世界の支援を得て経済を復興させることである。第二には、国家の安全を図り、体制を保護することである。第三は、韓国と少なくとも対等な地位を維持させることである。これらの目標を達成するためには、南北関係を可狽ネ限り経済面に限らせようとするであろう。離散家族を会わせるなど、南北交流は政治的に要求される必要な分だけ許容出来るであろう。

経済体制は、どのようなモデルを追求出来るであろうか。まず、考えられるのは、中国モデルである。しかし、中国モデルを真似るには、難しい面が付随する。中国は、初期経済開発に、北朝鮮よりずっと有利な立場にある。まず、自国を開放する際、体制に対する脅威を感じる必要がなかった。また、中国自体が大きな市場なので、外国資本を誘致するのが容易であった。同時にアジア各国に広まっている華僑の協力を得られた。北朝鮮は、制限的な体制解放と、主に韓国との協力で経済発展を成し遂げるという立場である。

軍事と安保の面でも北朝鮮は現在の政策を大幅に修正するのは難しいであろう。このような問題は、軍部を含めた内部的力学関係から起因する面もあるが、同時にミサイル等、脅威的な武器が強大国との交渉において物差しになると判断するところからも理由を見出せるであろう。

対外的に北朝鮮は、既に各国と外交関係を拡大し、アセアン地域安保フォーラム(ARF)に加入を瑞ソするなど、活発な動きを見せている。しかし、韓半島問題と関連、四者会談や六者会談等の多角交渉、または、協議メカニズムを受入れる可柏ォは大きくない。韓国を初めとしたアメリカ、日本と二者交渉を通じて最大の利益を取れる事が出来ると判断しているからである。

このような分析を根拠に、韓国は南北関係において、三つの可柏ォを想定してみる事が出来る。一つは、みんなが希望するシナリオである。つまり、南北間で緊張が解消され、平和な関係が定着することである。同時に協力と交流も活性化され、拡大し、韓民族がみんなその恩恵を享受できるシナリオである。

二つ目は、韓国と北朝鮮の内、一方がいかなる理由であれ、和解協力の約束を守られず反目と不信の状態に後戻りする可柏ォを考えられる。勿論、そうなってはならないが、これは、我々にとって大きな失望と挫折をもたらすであろう。三つ目の可柏ォは、希薄ではあるが、韓国が安保や経済、政治面で困難を迎える場合である。まず、脅威の解消という安心感から米軍の撤退など、安保体制が弱まるであろう。一方、過度な対北韓支援によって韓国経済自体の不実化をもたらす可柏ォがある。また、改憲問題等を中心とした権力国「及び継承の問題が争点となり、政治的な不安をもたらす可柏ォもある。

勿論、一つ目のシナリオが実現されるよう努力しなければならない。同時に万が一、韓国が願っていないシナリオが展開される可柏ォにも徹底的に備えておかなければならない。

ハン・ハンジュ/高麗大学教授(国際政治学)