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「互いに言いたいことだけを言っていてはならない」  文在寅氏が朴大統領との会談に意欲

「互いに言いたいことだけを言っていてはならない」  文在寅氏が朴大統領との会談に意欲

Posted March. 14, 2015 07:16,   

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「各自が言いたいことだけを言って終わる与野党トップ会談になってはならない」

野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は13日、拡大幹部会議で、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と与野党代表の17日の大統領府会合についてこのように述べた。文代表は、「庶民と中産層の家計可処分所得を高める『経済政策の大転換』が必要だという認識を共有し、合意する必要がある。直ちに目に見える成果ではなく、国民に希望を与える場にならなければならない」と述べた。

大統領府3者会合を通じて野党の有力な次期大統領選候補の地位を固めたいという文代表の考えがうかがえる。側近の金賢美(キム・ヒョンミ)秘書室長を通じて、趙允旋(チョ・ユンソン)大統領政務首席秘書官と会談の議題について水面下の交渉を続けている。

文代表は同日、党代表を務めた人々と昼食を共にし、アドバイスを求めた。野党の党首が朴大統領と会った後、「得たものがなかった」という批判を避けるためだ。

安哲秀(アン・チョルス)前代表は、「昨年、朴大統領に会合を要請して拒絶された」とし、「大統領府が国民と意思疎通しなくてはならない状況になったのではないか」と指摘した。安氏は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「文代表に国民の苦しい暮らしについて話し、経済・福祉・税収などの問題に対する具体的な代案を提示するよう助言した」と伝えた。

朴大統領と会談をしたことがあるキム・ハンギル前代表と文喜相(ムン・ヒサン)前非常対策委員長は、過去の党首会談で野党が利用されたことがあるため、注意するよう助言したという。キム氏は、国家情報院の大統領選介入疑惑でソウル市庁前で場外闘争を行った2013年9月、朴大統領、黄祐呂(ファン・ウヨ)セヌリ党代表(当時)と会合したが、意見の違いを確認しただけだった。

一方、文代表は同日、フィナンシャル・タイムズのギデオン・ラックマン首席コラムニストと会って、「統一後も在韓米軍の役割は維持されなければならない」と述べた。在韓米軍が南北の平和維持に貢献しているため、北東アジア共同安保体制が形成されるまでは駐留すべきだという考えだ。金大中(キム・デジュン)元大統領も2000年、「在韓米軍は統一後も維持されるべきだ」、「金正日(キム・ジョンイル)総書記とも在韓米軍の駐留継続について話し合った」と明らかにした。