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2人の室長は良いけど首席秘書官たちはいまいち 本紙の大統領府評価で浮き彫りに

2人の室長は良いけど首席秘書官たちはいまいち 本紙の大統領府評価で浮き彫りに

Posted March. 17, 2014 03:18,   

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大統領府を支える両柱である金淇春(キム・ギチュン)秘書室長と金章洙(キム・ジャンス)国家安保室長は、業務評価で概ね高い評価を受けた。半面、政策分野の首席秘書官らは大体低い評価を受けた。大統領府のリーダーシップは良いが、省庁間の政策調整など国政のディテールでは少なくない問題があることを裏付けている。

東亜(トンア)日報が朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足1周年を迎え、外部の専門家30人と東亜日報の論説委員室や編集局、チャンネルA報道局の次長クラス以上の記者30人の計60人を対象に実施した大統領府室長や首席秘書官に対する評価調査で、金章洙室長が業務評価で最も高い評価を受けた。南北関係で原則を堅持しながらも柔軟性を発揮し、南北関係をうまく管理してきたことが高い評価につながった。外交安保分野は相対的に高い評価を受けたが、朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席も「うまくやった参謀」の上位にランクされた。

一方、否定的な評価が最も多かった参謀には、朴鉂雨(パク・ジュンウ)政務首席秘書官が選ばれた。与野党が対立する局面で、野党を説得し与党との連携を図る上で限界を露呈した、との評価が多かった。趙源東(チョ・ウォンドン)経済首席秘書官は「下手な参謀」で2位だった。最近の賃貸住宅対策や昨年の税制再編波紋のとき、経済政策が混乱したことに責任があるという指摘だった。超首席秘書官は「うまくやった参謀」の5位にランクされ、評価が分かれた。

尹敞繁(ユン・チャンボン)未来戦略首席秘書官と崔元永(チェ・ウォンヨン)雇用福祉首席秘書官、牟迵敏(モ・チョルミン)教育文化首席秘書官など政策分野の首席秘書官らは、それぞれ「下手な参謀」の3、4、5位だった。尹首席秘書官は創造経済分野で目立った成果がなかったことが、崔首席秘書官は雇用問題で調整が円満でなかったことが、牟首席秘書官は公教育の正常化など教育分野で注目すべき成果がなかったことが低い評価を受ける理由として挙げられた。

大統領府の室長と首席秘書官に対する評価には、朴大統領に対する評価が投影された側面も強い。朴槿恵政府の50〜60%の支持率を、主に外交安保分野がけん引したため、外交安保分野の参謀が高い評価を受けたのに対し、政務分野の低い評価を受け、朴大統領に対する評価と酷似している。大統領の成果は、参謀たちの補佐の中で表れるという面で、当然の結果でもある。

評価に参加した専門家と記者らは、今の大統領参謀たちに最も欠けていることとして「大統領の正しい判断のために直言する勇気」を挙げた。その次に「国会や省庁とのコミュニケーション能力が足りない」と指摘した。韓国開発研究院の 兪京濬(ユ・ギョンジュン)人的資源政策研究部長は、「大統領首席秘書官はいくつもの省庁にまたがる業務を統合し、調整する能力が何よりも重要だが、一部の首席秘書官はひとつの省庁との利害関係だけに傾注し、省庁間軋轢の解決がうまくできていないようだ」と批判した。