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退勤後に飲食店を訪れた警察官、心肺停止の市民を救助

退勤後に飲食店を訪れた警察官、心肺停止の市民を救助

Posted April. 11, 2024 08:56,   

Updated April. 11, 2024 08:56

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ソウルのある飲食店で中年女性が心肺停止で倒れたが、現場にいた警察官の迅速な心肺蘇生の応急処置のおかげで命が救われた。

10日、警察と消防によると、先月29日午後7時頃、ソウル城東区龍踏洞)(ソンドンク・ヨンダプドン)の飲食店で中年女性が食事中に床に倒れ、呼吸をしていなかった。心肺停止だった。

最初に駆け寄ったのは、退勤後、隣のテーブルで妻と食事をしていた城東警察署犯罪予防対応課所属のビョン・ヘソル警査(42・写真)だった。ビョン氏は倒れた女性を見るやいなや、妻に「早く救急車を呼んで」と頼んだ後、すぐに心肺蘇生の応急処置を行った。約1分後、倒れた女性は息を吹き返し、意識を取り戻し、体を起こした。その後、救急車で近くの病院に搬送され、健康を回復した。

ビョン氏は、普段警察署で実施する定期的な応急処置の教育以外にも、ユーチューブなどで関連動画を探して見るほど関心があったという。

軍服務時代、同僚兵士が突然倒れたのを見て以降、勉強してきたという。警察署の同僚は、ビョン氏について、「わからないことがあれば積極的に質問して学ぼうとする姿勢が印象的だった。夜明け5時まで業務を行い、朝9時に出社しても活気を失わない」と話した。

ビョン氏は、「必死に応急処置をしていたら、いつの間にか救急隊が到着していた」とし、「警察官として当然のことをしただけで、本分を果たせば、いつか7歳の娘に恩恵があると信じている」と話した。


イム・ジェヒョク記者 heok@donga.com