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最大業績の三星バイオを訪ねた李在鎔氏「より高い目標に挑戦」

最大業績の三星バイオを訪ねた李在鎔氏「より高い目標に挑戦」

Posted February. 17, 2024 08:35,   

Updated February. 17, 2024 08:35

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長は、昨年に史上最大の業績をあげた三星バイオロジクスの仁川(インチョン)事業所を訪れ、「より高い目標に向かって、限界を突破しよう」と強調した。

三星電子によると、李会長は同日、来年完成を目標に建設している三星バイオロジクスの第5工場と稼動中の第4工場の生産ラインを視察した。三星バイオロジクスは2023年、連結基準で年間最大売上である3兆7000億ウォン、営業利益は1兆1000億ウォン、3兆5000億ウォン規模の事業を受注するなどの成果を上げた。韓国のバイオ企業が、年間営業利益で1兆ウォンを突破したのは初めてだった。李会長は、役職員らの成果を励ましながら、「現在の成果に満足せず、さらに果敢に挑戦しなければならない。より高い目標に向かって、未来に進まなければならない」と強調した。

李会長は、副会長時代だった2010年、バイオを三星の「次世代成長事業」に選び、2011年に三星バイオロジクスを設立し、バイオ医薬品の委託開発生産事業に本格的に飛び込んだ。2016年の上場当時、3000億ウォンの水準に過ぎなかった年間売上は、7年間で12倍以上に膨らんだ。

三星バイオロジクスは今年、抗体-薬物接合体(ADC)の開発に本格的に着手するなど、事業の多角化に拍車をかける計画だ。ADCとは、抗体にガン細胞を殺す薬物を付着させ、他の細胞の被害を最小限に抑えながらガン細胞だけを除去する次世代抗がん技術だ。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com