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企業向け電気代を今日から引き上げ、家庭・業務用は据え置き

企業向け電気代を今日から引き上げ、家庭・業務用は据え置き

Posted November. 09, 2023 08:54,   

Updated November. 09, 2023 08:54

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大企業と中堅企業が主に使用する産業用電気料金が、1kWh(キロワット時)当たり平均10ウォン以上値上がりする。家庭と自営業者が使う住宅用と一般用は据え置かれる。今年の冬、ガス料金も値上げしないことにした。産業用料金の引き上げで韓国電力(韓電)が追加で得る収益は年間約3兆ウォンにとどまり、韓電の天文学的な赤字を解消するには力不足だという評価が出ている。

産業通商資源部(産資部)と韓電は8日、電力を多く使う大企業と中堅企業の電気料金を9日から1kWh当たり平均10.6ウォン引き上げると発表した。産業部の姜敬聲(カン・ギョンソン)第2次官は、「一般世帯や自営業者などに対しては、引き上げのテンポ調節のために今回は料金を据え置き、今後、国際燃料価格や為替相場の推移などを見ながら料金調整を検討する計画だ」と明らかにした。中小企業が主に使う電気料金は、現在の水準を維持することにした。

冬場に消費が集中するガス料金も、値上げしないことにした。ガス料金が5回にわたって引き上げられ、昨年初めより45.8%上昇し、負担が大きくなったという判断だ。政府は、韓国ガス公社の未収金などを見ながら、今後料金を引き上げるかどうかを検討する方針だ。

同日、韓電は、財務構造改善のための追加自助策も打ち出した。ソウル蘆原区孔陵洞(ノウォング・コンルンドン)の人材開発院の敷地を売却し、子会社の韓電KDNの持分20%を売却することにした。本社組織を20%縮小し、2000人あまりの人員も削減する。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com