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「Siri」「Alexa」、チャットGPTに押される

「Siri」「Alexa」、チャットGPTに押される

Posted March. 17, 2023 08:32,   

Updated March. 17, 2023 08:32

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10年以上、人工知能(AI)市場を牽引してきたアップルのSiri、Googleアシスタントのような音声認識アシスタント(AIサービス)がチャットGPTのような対話型AIに押されてお払い箱になりつつあると、米紙ニューヨーク・タイムズが15日、報じた。

同紙は、2011年にアップルが第5世代iPhoneに搭載して公開したSiriは、その後、目覚ましい技術発展を遂げられなかったと分析した。元アップルエンジニアのジョン・バッキー氏は、「Siriは基本機能のアップデートだけでも数週間かかるなど、技術的な障害にぶつかった」と同紙に語った。新しいフレーズの追加などの単純な更新は最長6週間、新しい検索ツールの追加などの複雑な機能更新には1年かかることがあるという。

このため、音声認識アシスタントは天気の照会や通知など収益を上げることができない分野でのみ使用された。一方、世界的に注目されているチャットGPTをはじめとする生成型AIは、ソフトウェアのコーディング、小説の執筆などの作業も処理できる。マイクロソフト(MS)のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は最近、英紙フィナンシャル・タイムズに「音声認識アシスタントは愚かだ」と述べた。

しかし、専門家は生成型AIと音声認識技術が合わさり、音声で制御できる技術が開発される可能性があると見ている。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com