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審判なしに捕手が判定、大リーグオープン戦で珍事

審判なしに捕手が判定、大リーグオープン戦で珍事

Posted March. 02, 2023 08:52,   

Updated March. 02, 2023 08:52

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米大リーグのオープン戦で捕手がストライクとボール判定を下す事態が起きた。

1日、ピッツバーグ・パイレーツとボルチモア・オリオールズの2023シーズンオープン戦が行われたフロリダ州ブレイデントンにあるレコムパーク。ピッツバーグが7-4でリードしている状況で、アウエーチームのボルチモアの9回表の最後の攻撃が得点なしに終わると、主審を含む審判陣は全員グラウンドを後にした。ホームチームのピッツバーグの9回裏の攻撃が必要なくなったからだ。

しかし同日、両軍は9回裏にも試合を続けた。選手たちの競技力を少しでも多く見たかった両軍の監督が、このようにすることを約束したからだ。9回裏に守備に就いたボルチモアはマイナーリーグ契約を結んだ右腕オフリーディー・ゴメスをマウンドに上げた。捕手席には5回に代走で投入されたマーベリック・ハンドリーが座った。そしてハンドリーはゴメスのボールを受けるやいなやストライクの判定まで直接下した。ストライクの判定をめぐって捕手と打者の間にいざこざはなかった。ゴメスは安打1本を打たれたが、失点なしに9回裏に投球を終えた。

大リーグでは2021年にもクリーブランド・ガーディアンズとサンフランシスコ・ジャイアンツがオープン戦9回裏を審判なしで行ったことがある。大リーグ事務局は、両軍が合意した場合、オープン戦に限ってホームチームがリードしている状況でも、9回裏にプレーできるようにしている。ただ、公式記録には残さない。


任寶美 bom@donga.com