Go to contents

NCソフト「AIでゲームの物語作成が重要目標」、通信・ゲーム会社も「AI戦争」に参入

NCソフト「AIでゲームの物語作成が重要目標」、通信・ゲーム会社も「AI戦争」に参入

Posted February. 10, 2023 08:57,   

Updated February. 10, 2023 08:57

한국어

マイクロソフト(MS)やグーグルなど、米国のビッグテック(大手情報技術企業)が我先に高度化した人工知能(AI)技術を披露したことを受け、韓国企業も対応にペースを上げている。AIが検索を越えて、ゲームや通信などすべてのデジタルサービスの未来の成功を左右する中核技術として浮上し、市場の主導権を逃さないための競争に火がついた形だ。

ゲーム開発会社のNCソフトは9日、業績発表のカンファレンスコール(電話会議)で、「AIの大型言語モデルで、ゲームの物語やキャラクターを創作することが会社の重要な目標となっている」と明らかにした。ゲームの企画と開発の過程で、人間の創意力が必要な描写とキャラクター構築の領域までAI技術を活用するという趣旨だ。AIを活用してゲームの物語を作る技術は、すでに完成していると言っても過言ではない。米国のオープンAIが開発した「チャットGPT」が詩と小説、エッセイを作成する能力で話題を集め、月間利用者数が1億人を越えている。オープンAIの「ダリ(DALL・E)」は、簡単な単語を入力するだけでユーザーが希望する新しいイメージを作ってくれる。

NCソフトのホン・ウォンジュン最高財務責任者(CFO)は、「会社の研究開発(R&D)組織でも、AI技術の実験に意欲的に取り組んでいる」とし、「昨年は中型の言語モデルで色々な実験を終えており、今年からは規模を拡大する」と説明した。NCソフトの例は、AI技術やサービス競争がゲームなど他のデジタル領域に急速に広がり、国内企業もAI市場の主導権を握るための激しい競争に飛び込んだことを示している。


チ・ミング記者 チョン・ナムヒョク記者 warum@donga.com · forward@donga.com