Go to contents

米国防総省が「核態勢見直し」の韓国語版公開、韓国の「核武装論」を意識か

米国防総省が「核態勢見直し」の韓国語版公開、韓国の「核武装論」を意識か

Posted February. 02, 2023 07:41,   

Updated February. 02, 2023 07:41

한국어

米国防総省が、各国の核兵器戦略及び政策を紹介する「核態勢の見直し(NPR)」の全文を韓国語に翻訳し、先月31日(現地時間)に公開した。最近の韓国の核武装および戦術核再配備論議を意識して、いわゆる「核の傘」を含む「拡大抑止」に対する韓国の信頼性を高めるための措置とみられている。

米国防総省のホームページに同日、昨年10月27日に公開されたNPRの全文42頁の韓国語翻訳版が掲載された。直前の報告書である2018年版では、韓国語の要約本のみ公開されたが、今回は報告書の内容がすべて翻訳された。

翻訳版では、中国とロシアは米国と同盟国を核で脅かす勢力と記述された。北朝鮮については、「中国、ロシアの水準ではないが、化学兵器の備蓄量を含め、核、弾道ミサイル及び核能力を拡大・発展させ、米本土とインド太平洋を脅かし危険性を高めている」と指摘した。

特に、米国が提供する「核の傘」の信頼性を説明する内容が含まれた。翻訳版は、「米国と友好国、協力国に対する北朝鮮の核攻撃は許されず、政権の終末につながるだろう」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)政権が核兵器を使って生存できるシナリオは存在しない」と明らかにした。また「(友好国、協力国と)強力な拡大抑止について協議する」と重ねて強調した。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com