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韓銀の成長率予測値また下方修正「1.7%以下」

韓銀の成長率予測値また下方修正「1.7%以下」

Posted January. 14, 2023 08:32,   

Updated January. 14, 2023 08:32

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韓国銀行は景気低迷をめぐる懸念を反映し、今年の経済成長率の予測値を現在の1.7%から再び下げる意思を明らかにした。事実上、1%台前半と半ばの成長率を予測するという意味で、物価高が長期化する中、成長予測はますます悪化するスタグフレーション(景気低迷の中での物価上昇)をめぐる懸念もさらに高まっている。

韓銀・金融通貨委員会(金通委)は13日午前、通貨政策方向会議を開き、基準金利を年3.25%から3.50%へと0.25ポイント引き上げた。昨年4月、5月、7月、8月、10月、11月に続き、7回連続の利上げとなる。米国(4.25~4.50%)との金利差は1%に縮まった。

李昌鏞(イ・チャンヨン)韓銀総裁は同日の記者懇談会で、「物価上昇の傾向が依然として高い水準を示しており、今後も相当期間目標水準を上回ると予測されるだけに、基準金利をさらに引き上げる必要があると判断した」と説明した。昨年12月の消費者物価の上昇率は5.0%で、昨年7月(6.3%)を機に下がっているが、韓銀の物価目標値(2.0%)を依然として大きく上回っている。

韓銀はまた、今年の成長率の予測値を下方修正する考えも明らかにした。李総裁は、「昨年11月には1.7%と見たが、その間の指標を見ると、成長率がそれより下がる可能性が高い」と話した。韓銀は、2月に発表する経済予測の報告書に具体的な修正予測値を出す予定だ。

李総裁は現在、韓国経済は景気低迷の「ボーダーライン」(境界線)にあるとし、昨年第4四半期(10~12月)の逆成長も既成事実化した。


朴民優 minwoo@donga.com