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韓米、北朝鮮の生物化学攻撃の際も「核反撃」の方針

韓米、北朝鮮の生物化学攻撃の際も「核反撃」の方針

Posted September. 19, 2022 08:51,   

Updated September. 19, 2022 08:51

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米国が、北朝鮮の核兵器攻撃だけでなく、核兵器に次ぐ大量破壊兵器(WMD)の攻撃に対して全面的な核反撃に乗り出す方針だ。

韓米は16日(現地時間)に開かれた外務・国防当局の次官級による「拡大抑止戦略協議体」(EDSCG)の会合で採択した共同声明で、「北朝鮮のいかなる核攻撃も圧倒的かつ決定的な対応に直面することになる」と明らかにした。

これに対して政府当局者は、「北朝鮮が核を使用したり(核兵器に)次ぐ戦力で攻撃したりした時、確実に抑止対応できることを示唆する」と述べた。米国が、北朝鮮の生物化学兵器の攻撃などWMDも、韓国に「核の傘」を提供する攻撃のカテゴリーに含め、北朝鮮に取り返しのできない打撃を与えることを明確にしたものとみられる。拡大抑止は、米国が韓国に提供する核の傘を意味する。

米国は共同声明で、「北朝鮮に対する抑止と対応及び域内安全保障の増進に向けて、戦略兵器の時宜を得た適切かつ効果的な域内の展開と運用が持続するよう韓国との協力を強化することを約束した」と強調した。韓米は今週後半、空母「ロナルド・レーガン」が釜山に入港し、東海(トンへ・日本海)で演習を実施すると明らかにした。米空母打撃群が韓国軍と合同軍事演習を行うのは2017年11月以来。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は18日、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、「北朝鮮の挑発抑止に向けて、米国の核の傘を含むあらゆる手段を米国と共に設ける準備ができている」と述べた。尹大統領は、「(米国が韓国に提供する)拡大抑止は、米領土内にある核兵器を有事に使用するというだけでなく、北朝鮮の核挑発を抑止できるすべてのパッケージを総体的に網羅するもの」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 シン・ギュジン記者 weappon@donga.com