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プーチン大統領「カラー革命、容認しない」、 旧ソ連諸国への影響力示す

プーチン大統領「カラー革命、容認しない」、 旧ソ連諸国への影響力示す

Posted January. 12, 2022 08:33,   

Updated January. 12, 2022 08:33

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最近、旧ソ連国家に対する影響力を拡大しているロシアのプーチン大統領(写真)が、周辺国の「カラー革命(color revolution)」を容認しないと明らかにした。カラー革命は、ジョージア(バラ革命・2003年)、ウクライナ(オレンジ革命・04年)、キルギスタン(チューリップ革命・05年)、アルメニア(ビロード革命・18年)などソ連から独立した国家で反政府デモが起こり、親ロ政権が転覆した事件を指す。各国を象徴する花と色の名前に由来し、ロシアは西側が背後で革命を主導したと主張してきた。

 

ロイター通信などによると、プーチン氏は10日、ロシアが02年、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタン、アルメニアなど隣国5ヵ国と結成した集団安全保障条約機構(CSTO)のオンライン会議で、ロシア軍が主軸のCSTO連合軍が最近、カザフスタン反政府デモの鎮圧に貢献したことを称えた。そして、「私たちは外部勢力からカザフスタンを守った。カラー革命を許さない」と繰り返し強調した。また、カザフスタン事態は、外部勢力がCSTOの内部問題に干渉しようとする最後の試みではないだろうとし、「CSTOの部隊派遣は、外部から国を揺るがす事態を容認しないという意思を示した」と主張した。

 

プーチン氏の同日の発言は、2日にカザフスタン反政府デモが起こって以降、これに関する初めての発言だ。今後も隣国の反政府デモに積極的に介入し、ロシアの影響力を維持し、反ロ政権になる余地を遮断するという考えとみられる。

中国は、中央アジアで存在感を強めるロシアに対してひとまず支持するものの、中国の役割も認めなければならないという考えをほのめかした。新華社通信によると、中国の王毅外相は10日、ロシアのラブロフ外相との電話会談で、「外部勢力が中央アジアの内政に干渉することを阻止するために両国が協力しなければならない」と明らかにした。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com