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イタリアで発見の1万年前の墓、埋葬されたのは女の赤ちゃんだった

イタリアで発見の1万年前の墓、埋葬されたのは女の赤ちゃんだった

Posted December. 16, 2021 08:31,   

Updated December. 16, 2021 08:31

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2017年にイタリアの洞窟で発見された女児の墓が、4年にわたる解析を通じて約1万年前に埋められたことが明らかになった。14日(現地時間)、米国コロラド州のデンバー大学が報道資料を発表し、イタリア北西のリグーリア州アルベンガにある洞窟で見つかった墓の時期について、紀元前1万211年~紀元前9910年頃に築かれたものと推定されると明らかにした。欧州大陸で発見された新生児の墓としては最古となる。

発見当時、赤ちゃんの骨は貝殻の装身具60点余りとペンダント4点、ワシミミズクの爪などで華やかに飾られていた。研究チームは、赤ちゃんは生後40日ほど生存していたと推定した。また、「新生児の墓に力を入れたことから、赤ちゃんは当時の共同体の重要な一員として受け入れられた可能性がある」との見方を示した。

研究チームは、特に華やかに飾られた墓の主人公が女性であることに注目した。デンバー大学のジェイミー・ホジキンス博士は「DNA分析がなかったら慣例的に男の子の墓だと考えられただろう」とし、「考古学研究は様々な可能性を視野に入れて進めなければならないことを物語っている」と話した。


金民 kimmin@donga.com