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米判事「20年前、大統領選に承服したゴア氏は男だった」、トランプ氏を批判

米判事「20年前、大統領選に承服したゴア氏は男だった」、トランプ氏を批判

Posted November. 24, 2021 08:29,   

Updated November. 24, 2021 08:29

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今年1月6日に米連邦議会を襲撃したトランプ前米大統領の支持者に対する裁判に、20年前に大統領選の敗北に承服したゴア元副大統領が召喚された。判事が選挙結果に従わないトランプ氏と比較してゴア氏を「男(a man)だった」と称えたのだ。

22日、米CNNなどによると、ワシントン連邦地裁のレジー・ウォルトン判事は、議会襲撃事件で起訴されたトランプ氏支持者のアダム・ジョンソン被告人(36)に対する裁判で、「ゴア氏はトランプ氏よりも大統領選の結果に対して論争する余地が大きかった」と話した。そして、「しかし、ゴア氏は自分に起きたことを受け入れることができる『男』だった」とし、「彼は(結果を)受け入れて去った」と述べた。

2000年の米大統領選で民主党候補だったゴア氏は、1784票差(0.1ポイント)でフロリダ州を明け渡し、大統領選で当時共和党候補だったブッシュ氏に敗れた。その後、機械による数え直しの結果327票差に減ると、ゴア氏は手作業による数え直しを求めたが、連邦最高裁がこれを棄却し、ゴア氏は決定を受け入れて敗北を承服した。

 

ブッシュ氏が任命したウォルトン氏が、裁判でゴア氏に言及したのは、まだ大統領選の敗北を認めていないトランプ氏を念頭に置いたとみられる。ウォルトン氏は、ジョンソン被告人に対して、「あなたは嘘によってフロリダからワシントンに来るほど騙されやすい人」とし、「あなたを騙した人は、今でも同じ主張を続けている」とトランプ氏を批判した。ジョンソン被告人は議会を襲撃し、ペロシ下院議長の演台を持ち出した疑いで起訴された。ジョンソン被告人は裁判で、政府資産の盗難の容疑を認めて善処を求めており、最大6ヵ月の懲役刑が宣告される可能性があると、CNNなどは伝えた。


ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com