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馬雲アリババ主席「慈善事業に専念」、54歳誕生日を機に引退宣言か

馬雲アリババ主席「慈善事業に専念」、54歳誕生日を機に引退宣言か

Posted September. 10, 2018 08:37,   

Updated September. 10, 2018 08:37

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中国最大手電子商取引企業アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)アリババグループ取締役会主席が、マイクロソフト(MS)創業者であるビル・ゲイツ氏のように、慈善団体にまい進したいと述べ、引退する意向を明らかにした。馬氏は54歳の誕生日を迎えた10日、アリババの若い人材たちに経営権を継承するための計画を発表し、教育慈善事業のために近いうちに経営の一線から退くという。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは9日、「馬主席は、若い人材たちがアリババグループを経営する道を切り開くための承継計画を発表するだろう」とし、「これは、若い経営世代を育成するための10年経営計画の一部だ」と伝えた。同紙は、「主席職を維持しながら、(承継のための)移行計画を発表するだろう」と明らかにした。同紙はアリババグループが株式を所有している。これに先立って米紙ニューヨークタイムズは7日、馬主席がインタビューで「教育慈善事業に専念するために引退するだろうし、そのために10日、主席の座を辞任することになるだろう」と語ったと報じた。

馬氏はニューヨークタイムズのインタビューの中で、「引退は一時代の終わりではなく始まりだ」とし、「より多くの時間と財産を教育に焦点を当てて使いたい」と語った。馬氏は最近、ブルームバーグテレビとのインタビューでも、「私はビル・ゲイツ氏から学ぶことが多い。早期に引退するのがよい」とし、「すぐ教師に戻るだろうし、アリババ経営者としてより良い仕事ができるだろう」と述べた。

10日は、中国の先生の日でもある。英語教師出身の馬氏が、ウェイボ(中国版ツイッター)で使うニックネームは、「町の教師たちのスポークスマン」だ。仲間の間では「馬教師」と呼ばれる。馬氏は2013年に最高経営責任者(CEO)の座を張勇に譲った後、2014年に馬雲財団を設立して中国農村教育環境改善事業を手掛けてきた。馬氏の財産は400億ドル(約45兆ウォン)を超える。

一方、中国第2位の電子商取引企業・京東の劉强東(44・写真)会長は先月31日、米出張中性的暴行容疑で逮捕され、8日間以上が過ぎてからようやく容疑事実を初めて認めた。

京東は今月8日、同社の英語ホームページに、「劉会長は不適切な性的行動をした疑いで逮捕されたが、その翌日に釈放された」とし、「劉会長は引き続き会社を経営する。今回の事件は京東の日常の管理にいかなる影響も与えないだろう」と明らかにした。彼は現在、北京に滞在している。

劉会長に対する中国内世論は否定的だ。中国の複数のメディアは、劉氏がミネソタ州出張中に中国出身の女子学生に性的暴行をしようとしたという容疑がかけられていると報じたが、京東側は遅れて劉氏が関連疑惑を受けているという事実は認めながらも、これを中国語ではなく英語のみで発表したことを指摘した。経済メディアの財新は9日、「ミネソタの現地検察が1週間以内に劉会長に対する起訴を決定するだろうし、起訴すれば、劉会長は必ず裁判に出席しなければならないと明らかにした」と伝えた。京東は株価が暴落し、米国の株主たちの集団訴訟の動きも起きている。


尹完準 zeitung@donga.com