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チョン・ジュウォンなど主婦選手5人、家内外で「活躍」

チョン・ジュウォンなど主婦選手5人、家内外で「活躍」

Posted April. 12, 2007 07:57,   

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韓国バスケットボールに有名な話が一つある。「コートの大母」と呼ばれた故ユン・ドクジュ女史にまつわる逸話だ。

1947年、スンミョン・クラブで走ったユン女史は、キョンジョン・クラブとの全国総合選手権大会の決勝で、前半が終わった後、観衆席に駆けつけ、お腹がすいて泣いていた2歳の次女に乳を飲ませた。後半にもコートに立った彼女は、逆転勝ちをおさめ、最優秀選手に選ばれた。

そんな情熱が後輩たちにも受け継がれたのだろうか。

先日終わった女子プロバスケットボール冬季リーグでは、「主婦選手」たちの活躍が目立った。

韓国女子バスケットボール界の最高齢で、新韓(シンハン)銀行を統合チャンピオンにしたチョン・ジュウォン(35)。三か月近いシーズンの間、夫のチョン・ヨンリョル(36)さんと3歳の娘スビンがいる家に帰れたのは、たった2回だった。

優勝後、家族との嬉しい再会も長くなく、チョン・ジュウォンは10日、膝の手術のために、日本に出国した。「スビンが『ママ、行かないで』と言いながら泣きました。私まで泣くわけにはいかなかったので、心の中で涙を流しました」。

●チーム合宿トレーニングの時は、子供や夫と生別れ

夫の実家から歩いて5分かかる所に住んでいるチョン・ジュウォンは、「姑に子供の面倒をみてもらっているのでいつも申し訳ない。家族の犠牲がなかったら出来ないことをしている」と語った。ややもすると心が乱れチームの雰囲気に邪魔になるかも知れないと思って、かわいい娘を宿所に連れて行ったことがないほど、徹底的に自分を管理した。

準優勝した三星(サムスン)生命の朴チョンウン(30)と李ジョンエ(32)も既婚者。朴チョンウンの主人は、最近人気を集めたドラマ「白い巨搭」に出演したハン・サンジン(30)さんだ。シーズンの間は、ほとんど家へ帰ったことのない朴チョンウンは先週末、ソウルから京畿道竜仁市(キョンギド・ヨンインシ)に引っ越した。7月のチーム宿所移転に先立って、あらかじめ近くに住居を移したのだ。「家が近い方が運動するのに良いと主人に言われたので」。ひさしぶりに姑と一緒にすごす時間を持とうとした朴チョンウンは、むしろ実家へ行って休みなさいと姑に言われ、強壮剤までもらって釜山(プサン)に行った。東南アジアへの旅行計画を立てた朴チョンウンは今週末、代表チームが召集することになり、再び「別居」をする。「主人が完全に憂鬱な状態なんです。どうしたらいいんでしょう…」

5年間付き合ってから02年に結婚した李ジョンエは、この頃、夫に夕食を作ってあげるのがたいへん楽しいようだ。今週末には、出会ってから100日目に初めて一緒に行った仁川江華島(インチョン・カンファド)に再び行ってみる予定。

主婦選手の金ヨンオク(国民銀行)とホン・ジョンエ(グムホ生命)は先月末、短い休暇を終え、今週、チーム・トレーニングを再開した。

最近、女子バスケットボール選手たちの寿命が長くなったが、主婦選手が運動できる環境は相変わらず劣悪だ。米女子プロバスケットボール(WNBA)は、合宿が多くなく、自由時間も充分に保障されるが、韓国の現実は、それとは程遠い。主婦選手たち、頑張れ!



kjs0123@donga.com