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韓国人大リーガーが猛活躍 朴賛浩、好投にも2勝目ならず

韓国人大リーガーが猛活躍 朴賛浩、好投にも2勝目ならず

Posted April. 17, 2003 22:15,   

韓国勢大リーガーの一日だった。

長兄の朴賛浩(パク・チャンホ、30、テキサス、レンジャーズ)は、シーズン初のクオリティー・スタート(先発投手が6回以上3失点以下に抑えること)を記録し、華麗な復活を予告した。「ヒッグCHOI」の崔熙燮(チェ・ヒソプ、24、シカゴ・カブス)は2戦連続の本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。

朴賛浩は17日、米国ダラスのアリントンボールパークで行われたアナハイム・エンジェルスとのホーム試合で、制球力を備えた変化球投手への変身に成功した。

直球は最高球速148kmで威力的ではなかったものの、ストライクゾーン周囲を突く変化球と打たせて捕る投球で、アナハイムの打線を6イニング5安打2失点に抑えた。奪三振は二つで、以前のように力で相手の打者を圧倒することはできなかったが、四球はわずか1個。73球のうち、46球がストライクで、21人の打者を迎えてイニング当たり平均12球、打者当たり3.5球に近い投球数を記録した。

序盤は幸運にも恵まれた。1回、3人の打者が打った球はすべてライナー性の打球だったが、内野手のグローブに吸い込まれたり、2回1死1塁では遊撃手前の軽いフライで1塁走者のフルマーが2塁まで走りダブルアウトになった。4回と6回では、テキサスの内野陣の好守備で併殺プレーとなった。

朴賛浩は左打者である4番アンダソンと天敵である5番フルマーにそれぞれ2安打を許し、2回と4回にそれぞれ1失点したが、鍛えられた投球でそれ以上の失点は抑えた。

しかし、朴賛浩は、自分のものだったはずの2勝目を次回に譲らねばならなかった。4−2でリードしていた状況でマウンドを降りたが、F.コルデロ が8回に7失点し、テキサスが8-9で逆転負けした。それでも、シーズン前半の不振を吹き飛ばし、ピッチングに自信がついたことは大きな成果といえる。

一方、前日に打撃の姿勢を変えた崔熙燮は、シカゴのリグリフィールドで行われたシンシナティ・レッズとのホーム試合で、シーズン3号の本塁打と4四球で100%の出塁率を記録し、1打数2打点(押し出し含めて)1得点をマークした。ソーサ、ミラーとともに3本塁打でチーム内の本塁打トップタイとなった。

崔熙燮は、ソーサの3ラン本塁打で3−0でリードしていた1回裏1死後、カウント2−2の状況で5球目の内角をえぐる直球を強くたたき、右フェンスを越える勝負に釘を打つ本塁打を放った。飛距離110mを記録した痛快の一発だった。

デビュー後初めて殊勲選手として公式インタビューを受けた崔熙燮は、「昨日から膝を開いて立つ打撃のフォームに変えたが、スイングのスピードが速くなった。この頃、投手たちがしつこく内角を攻めてくるため、意識的に内角の直球を待っていた」と所感を述べた。

これで、崔熙燮は、シーズン打率2割7分6厘(29打数8安打)で3本塁打7打点11得点をマーク。カブスはS.ソーサと崔熙燮、M.アルー、D.ミラーの本塁打4個を含めた11安打を記録し10-4で大勝した。



張桓壽 zangpabo@donga.com