朴賛浩(バク・チャンホ、29、テキサス・レンジャース)に対する米大リーグの「クレジット・グレード評価」が1年でどん底に落ちた。
27日、発刊された米野球専門週刊誌「スポーツウィークリー」は、今シーズン30球団の先発投手233人を評価し、朴賛浩を152位にランク付けた。これは昨年の15位から137段階も下落したもの。
「スポーツウィークリー」は、先発投手を大きくA級(162イニング以上投げた投手)とB級(162イニング未満50イニング以上)、C級(50イニング未満)に分類した後、出塁と長打許容率を合算したOPS(On base Percentage and Slugging percentage)に細分して評価した。
145と3分の2イニングを投げてB級に分類された朴賛浩は、OPSが0.844で、A級1位のボストン・レッドソックスのペドロ・マルチネス(0.562)と大差をつけられた。全体順位からみると、233人のうち152位で、B級投手の中では68位となった。今シーズン、9勝8敗平均自責5.75を記録した朴賛浩は、4勝を挙げた同じチームのホアキン・ベノイト(B級47位)と3勝のダーグ・デイビス(B級57位)よりも低く評価された。今年16勝6敗をマークして再起に成功した日本人投手の野茂秀雄(LAドジャーズ)は、40位にランクされた。
デリック・ロー(ボストン)は、OPS0.569と2位になったが、ナショナルリーグ、サイ・ヤング賞に輝いたランディ・ジョンソン(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)はOPS0.619と6位にランクされた。
「スポーツウィークリー」は総評で、朴賛浩について「惨たんだった」と厳しく評した。昨年、自由契約選手(FA)投手のなかで1位として脚光を浴び、各種のマスコミからも高く評価されていたことを考えれば、1年で「天国から地獄」へ落ちたわけだ。単に出塁と長打許容率だけを合算した「スポーツウィークリー」の評価が正確とは言えないが、朴賛浩としては恥ずかしい結果に間違いない。
◆OPS〓出塁率と長打許容率を合算した数値で、割合が低いほど良い投手という意味。米大リーグで投手を評価するバロメーターとしてよく用いられる。韓国プロ野球にはまだ導入されていない。
金相洙 ssoo@donga.com