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女になったハ・リスの裏話

Posted June. 03, 2001 12:50,   

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トランスジェンダー(性転換者)として、芸能界で活発な活動を繰り広げているハ・リスの舞台裏の話を紹介する番組が放送される。KBS2の人間劇場(月—金夜8:50)は、11日から15日までハ・リスが性転換手術後に体験した個人的な話や、彼が経験した芸能界の話などを綴った「女性、ハ・リス」を放送する。

第1話では、彼が大衆に広く知られるきっかけとなったD化粧品のコマーシャルに絡んだ話を紹介する。このコマーシャルを制作した関係者たちは、撮影の過程で普通の女性より美しいハ・リスのスタイルに感嘆し、一部では彼が自分の商品性を極大化するために「もともと女性だが、嘘を付いている」という話もある。噂の真相を問う取材陣に、最初はもじもじしていた彼が、やがて何かを出して見せてくれた。

第2話からは、性転換手術以前の彼の学生時代の話や親との関係などが紹介される。

忙しい中、時間を割いて同窓生に会ったハ・リス。彼の同窓生はみんな男ばかり。しかし、学生時代から余りにも女らしかったせいか、同窓生たちは彼の様子にあまり驚かない模様だ。

実は、彼にも好きな「男性」がいた。二人は互いに理解しあって受け入れたが、彼らには今の社会の偏見の壁があまりにも高かっため、別れるしか他なかった。ハ・リスはその後、「先輩」のトランスジェンダーに人生に関する諮問を求めている。

性転換手術の後、ハ・リスにおいて最も大きな難問は親との関係だった。父親は今でも一人息子が「娘」になった現実を認めようとしない。その中で彼は今年の親の日に両親との夕食の席を設けた。彼の父親は、「一番かわいそうなのは、イス(ハ・リス)だ」とし、息子のこれからの人生を心配した。

演出をつとめた「リスプロ」のプロデューサー、チャン・キハさんは「両親と会った後、ハ・リスは甥の誕生日パーティや親戚の結婚式にも出席するようになった」とし、「家族と親戚らは、少しづつ彼の性的アイデンティティーを認めている」と話した。



ddr@donga.com