
女子アイスホッケー韓国代表のエース、パク・ジョンアが6日、歴史的な南北対決を終えて口にした言葉だ。韓国は同日、江陵(カンヌン)ホッケーセンターで行われた国際アイスホッケー連盟(IIHF)女子世界選手権ディビジョン2グループA(4部リーグ)の北朝鮮戦で3-0の完勝を収めた。勝利した韓国の国家演奏が終わった後、両チーム選手たちは交わって記念撮影をした。
雰囲気は決して睦まじいものではなかった。何人かの北朝鮮選手が敗北を噛みしめながら涙を流していたため、韓国選手も容易く近づけなかった。
それでも選手同士の交流が全くなかったわけではない。パク・イェウンは、「昨年、スロベニア世界選手権で会ったときは、互いに一言も交わさなかった。だが、今回は食堂で行き会う時、挨拶を交わして短い会話をした。豪州戦を控えては、北朝鮮のコーチが『試合頑張ってね』と応援の声をかけてくれた」と話した。
リンクの上でさらに親密感が深まった韓国と北朝鮮は、いつまた会えるかわからない。
7日現在、4戦全勝で1位を走っている韓国は、8日のオランダとの最終戦で勝てば全勝優勝で3部リーグに昇格する。1勝(延長勝利)3敗をマークしている北朝鮮は8日のスロベニア戦で負ければ最下位が確定し5部リーグに降格される。アイスホッケー界の関係者は、「劣悪な経済事情のため、十分な支援が受けられていない北朝鮮が再び上位リーグに上がって来るのは、そう簡単なことではない」と話した。
世界選手権を除いて南北が再会できる大会にはアジア大会があるが、北朝鮮は今年2月の札幌アジア大会にも参加しなかった。
李憲宰 uni@donga.com