６日、ＡＦＰ通信などによると、ジョーダン氏はジョーダン・ブランドと共同で声明を発表し、「多くのことが変わったが、最悪の問題が残っている。根の深い人種主義を撤廃すべきだ」とし、「人種差別の撤廃と社会正義の実現、教育機会の拡大などのために１億ドルを寄付する」と表明した。これは、スポーツ選手が非営利団体に寄付するものとしては史上最高額となる。
ジョーダン氏は、今米国社会を揺るがしているジョージ・フロイド氏の暴行死に抗議するデモ隊のスローガンとなっている「黒人の命も大切だ」（Black Lives Matter）を掲げながら「異論の余地のないスローガン」だと支持を表明した。「全ての命は大切だ」「白人の命も大切だ」などと本質をチャ化する一部の動きを間接的に批判したものだ。ジョーダン氏は、また「私たちの社会と制度を崩している根強い人種差別が完全になくなるまで、黒人の暮らしを保護し、増進させるために献身することを約束する」と述べた。
これに先立ち、ジョーダン氏は今月１日にもフロイドさんを哀悼する声明を出し、「悲痛で苦しく、怒りを感じる。私たちの声を集めて政治家たちをして法律を変えるようにすべきだし、投票と通じて制度の変化を導いていかなければならに」と言い、黒人社会に対して平和的な方法で不正義に立ち向かうことを訴えた。
米プロバスケットボール（ＮＢＡ）史上最高の選手に挙げられるジョーダン氏は、１９９８年からシカゴ・ブルズを６回の優勝に導き、５度のＭＶＰを獲得し、１４.回もオールスタに選出された。現在ＮＶＡシャーロット・ホーネッツの筆頭オーナーを務め、２１億ドル（約２兆５３４７億ウォン）の資産を保有しているという。
（９）バイエルンのミュラーが２０アシスト、欧州５大リーグでシーズン最多を記録
サッカードイツ代表のベテランＦＷトーマス・ミュラー（３１＝バイエルン・ミュンヘン）が、２０アシストを達成し、今季の欧州５大リーグで最多アシストを記録した。
ミュラーは７日、敵地レバークーゼン・バイ・アレーナで行われた２０１９～２０２０シーズン・ブンデスリーガ第３０節レバークーゼン戦で最前線に立つＦＷロベルト・レバンドフスキをサポートするトップ下のストライカーして出場し、２アシストを記録した。前半終盤の逆転ゴールをアシストしたのに続き、後半４１分に勝負に止めを刺すレバンドフスキのゴールをアシストした。バイエルンが４－２で勝利し、リーグ首位を守った。
ミュラーは２０１４～２０１５シーズンにヴォルフスブルク活躍したケビン・デ・ブルイネ（マンチェスター・シティ）が持っているブンデスリーガの年間最多アシスト記録（２１）にも後一つに迫った。残り４試合でアシストを２つ伸ばせば新記録達成となる。
多様な攻撃ポジションをこなしながら、リーグ通算５２６試合で１９６得点を挙げたミュラーは、今や「最高のアシスター」に変身している。通算アシスト数も１９０個だ。得点とアシストの割合がほぼ１対１だ。得点よりアシストが多かったシーズンも７回あり、２０１６～２０１７シーズンから４シーズンにわたって得点よりアシスト数が多い。今季もアシストがゴール（７得点）を大きく上回っている。
欧州で活躍している選手の記録分析と移籍情報を専門的に扱う「トランスファーマルクト」によると、ミュラーは攻撃ポジションに応じてゴールに集中するべきか、味方により良い得点機を作ってあげるべきかを明確に分けているという。ストライカーとして起用される時はゴールが多いが、両サイドに配置された試合ではアシストが多い。ミュラーは代表戦１００試合でも３８得点に３６アシストを記録している。
専門的な点取り屋でありながらもゴール数とアシスト数がほぼ並ぶ選手は珍しい。Ｋリーグでも２７７得点で通算最多得点記録を保有する李東国（イ・ドングク＝全北）もアシスト数は７７個だ。中盤と両サイドで起用されながら通算７４得点を記録している廉基勲（ヨム・ギフン＝水原）はアシスト（１０６個）がより多い。
ミュラーは相手守備の虚を突いて裏に切り込む能力が優れ、「スペース演奏者」「スペース侵入者」の異名が付けられている。最近の活躍から、ミュラーには「得点を料理するシェフ」というもう一つの異名が付けられはしないだろうか。
チョ?ウンヒョン記者 yesbro@donga.com
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