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[単独]北朝鮮が砲弾とロケット砲をロシアに供給、韓国政府が数ヵ月前に把握

[単独]北朝鮮が砲弾とロケット砲をロシアに供給、韓国政府が数ヵ月前に把握

Posted September. 15, 2023 08:17,   

Updated September. 15, 2023 08:17

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北朝鮮がロシアに砲弾やロケット砲など通常兵器を提供してきた具体的な情況を韓国政府が数ヵ月前にすでに把握していたことが分かった。北朝鮮が鉄道を利用して兵器を大量に輸送する際、朝ロ国境地域などで確認したという。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記とロシアのプーチン大統領が13日の首脳会談で軍事協力を議論した中、ウクライナ戦争で苦戦しているロシアに北朝鮮が兵器を提供していた実態が明らかになり、国際的な波紋が大きくなる見通しだ。これにより、韓国や米国など国際社会の対応のレベルも一段と高まるものとみられる。大統領室関係者は14日、「キャンプデービッドでの韓米日首脳会談の合意の延長線上で(対応策を)集中的に議論するのではないか」と述べ、韓米日に対する共同の脅威に3ヵ国が直ちに協力する内容を盛り込んだ「3ヵ国協議の約束」条項の発動の可能性を示唆した。

複数の軍・政府消息筋によると、北朝鮮がロシアに兵器を送った情況は、衛星やヒューミント(HUMINT・人的情報)などの国際社会のモニタリングシステムによって何度も確認されたという。政府消息筋は、「ロシアが北朝鮮に戦争支援を要請した時期は昨年6月頃」とし、「私たちが単独でヒューミントで把握した内容だ」と話した。その後、ウクライナ戦争の長期化でロシア内の兵器需要がさらに切実になり、北朝鮮が実際に兵器の提供に乗り出したとみられる。別の情報筋は、「ロシアが今回正恩氏を招待したのは、すでに行われている兵器提供に対する見返りの性格である可能性も大きい」と話した。

北朝鮮が提供した兵器には122ミリ多連装ロケット弾などが含まれているとみられる。ウクライナ国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長は13日(現地時間)、現地メディアのインタビューで、「ロシアはすでに1ヵ月半前からロケット弾など北朝鮮製兵器の提供を受けている」と話した。大統領室関係者は同日、「北朝鮮が提供した兵器がロシアで使用され、ウクライナの戦場で使われてきたことは、以前から私たちが確認していた事案だ」と明らかにした。

ロシアを訪問中の正恩氏は、プーチン氏に北朝鮮訪問を要請し、プーチン氏は快く受け入れたと、北朝鮮の朝鮮中央通信が14日付で報じた。特に、前日の会談の内容について、「帝国主義者たちの軍事的脅威と挑発を打ち砕くための共同戦線で連帯するための重大な問題と当面の協力事項について満足のいく合意があった」とし、兵器取り引きなど軍事技術協力で有意義な合意を導き出したことを示唆した。会談翌日の14日、正恩氏はハバロフスク州の産業都市コムソモリスク・ナ・アムーレのスホーイ(Su)戦闘機生産工場に向かった。


申晋宇 niceshin@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com