Go to contents

金与正氏、「止まらず進める」と安保理の衛星非難に反発

金与正氏、「止まらず進める」と安保理の衛星非難に反発

Posted June. 05, 2023 08:24,   

Updated June. 05, 2023 08:24

한국어

国連安全保障理事会が北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げを受けて緊急会合を開くと、北朝鮮は「国連憲章の精神に対する冒涜であり歪曲だ」と主張し、軍事偵察衛星の打ち上げを続ける考えを明らかにした。今後、衛星を打ち上げる際、国際海事機関(IMO)に事前通告しないとも述べた。しかし、安保理など国際社会は、北朝鮮が主張する衛星発射体は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の技術と同じであり、安保理は北朝鮮の弾道ミサイル発射を禁止しているため、安保理の対北朝鮮制裁決議違反と見ている。

北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は4日、官営メディアである朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、「安保理が米国の言いなりになって北朝鮮の主権的権利の行使を問題視することを非常に不快に思う」と非難した。安保理は2日(現地時間)、軍事偵察衛星を搭載した発射体「千里馬(チョンリマ)1」の打ち上げを受け、緊急会合を開いた。

金与正氏は、国連安保理の対北朝鮮制裁について、「米国とその追従勢力が退屈感を覚え、自らの選択が誤りだと認めるまで強力に対応し、すべきことを立ち止まらずに進めていく」とも主張した。

北朝鮮は、朝鮮中央通信に掲載された「国際問題評論家、キム・ミョンチョル」名の記事で、「IMOがわれわれの衛星発射の事前通報に反共和国『決議』の採択で応えた以上、われわれは事前通報がもはや必要ないとのIMOの公式の立場と見なす」と強調した。北朝鮮はIMOが最近、北朝鮮のミサイル発射を非難する決議文を採択したことを受け、「国連専門機関というよりはホワイトハウスの一業務部門のやり方」と非難した。そして、「IMOは、われわれが実施する衛星打ち上げの期間と運搬体落下地点について、自ら対策をしなければならないだろう」と主張した。


コ・ドイェ記者 yea@donga.com