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政府が「景気減速」の見解公式表明、パンデミック後初

政府が「景気減速」の見解公式表明、パンデミック後初

Posted February. 18, 2023 08:50,   

Updated February. 18, 2023 08:50

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政府は新型コロナウィルス感染症の拡大以来初めて国内景気の減速を公式見解として表明した。韓国経済を支える輸出の減少傾向が深刻化しているうえ、消費の冷え込みが顕著化しているためだ。

企画財政部は17日に公開した「最近の経済動向(グリーンブック)」の2月号で、「物価が依然として高い水準を継続する中で、景気の流れが減速している」と診断した。経済状況をめぐる政府の公式判断を盛り込んだグリーンブックに、「景気流れの減速」が盛り込まれたのは、2020年の新型コロナの拡大以来初めて。

昨年6月に「景気減速への懸念」を初めて言及した政府は7ヵ月間同様の評価を出したが、先月は「景気減速への懸念の拡大」に表現を強めて警戒感を高めた。

今月はさらに一歩進んで、韓国経済が景気減速の局面に入ったと公式化したのだ。すでに昨年第4四半期(10~12月)の韓国の経済成長率はマイナス0.4%で、2020年第2四半期(マイナス3.0%)以来2年半ぶりに逆成長した。輸出減少で先月の貿易赤字が史上最大(126億5000万ドル)を記録したのに続き、1月の消費者物価は前年比5.2%上昇し、内需まで揺れている。

米連邦準備制度理事会(FRB)の強力な緊縮が長期化することへの懸念が高まり、同日の対ドルウォン相場は、2ヵ月ぶりに取引中に1ドル=1300ウォンを突破してドル高ウォン安が進んだ。


朴熙昌 ramblas@donga.com · 朴民優 minwoo@donga.com