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バイデン大統領がSKのミシガン半導体工場を訪問、中間選挙後初の産業現場視察

バイデン大統領がSKのミシガン半導体工場を訪問、中間選挙後初の産業現場視察

Posted November. 30, 2022 08:55,   

Updated November. 30, 2022 08:55

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バイデン米大統領が29日、ミシガン州のSKシルトロンCCS工場を訪れる。中間選挙(8日)後の初の産業現場訪問で、韓国企業が投資した半導体素材企業を訪れ、半導体協力と製造業の投資拡大に拍車をかける狙いがあるとみられる。

ホワイトハウスは28日、「バイデン大統領が29日午後、ミシガン州ベイシティのSKシルトロンCSSを訪れる」とし、「製造業の雇用創出など2年間の進展について演説する」と明らかにした。バイデン氏は5月の訪韓時、サムスン電子の平沢(ピョンテク)半導体工場を訪れたことがあるが、米国に投資した韓国企業の事業場を訪れるのは初めて。

SKシルトロンCSSは、SKシルトロンが2020年にデュポンのウェーハ事業部を4億5千万ドル(約5900億ウォン)で買収して米国に設立した会社。当時、SKシルトロンCSSは3億ドル(約4千億ウォン)を投資し、ベイシティなどに工場を建てる投資計画を明らかにした。SKシルトロンCSSは、電力効率性が高く、電気自動車の半導体素材として使われる炭化ケイ素(SiC)ウェーハを生産する。今年3月、米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表と呂翰九(ヨ・ハング)産業通商資源部通商交渉本部長(当時)が、韓米経済協力の象徴としてここを訪れ、韓米自由貿易協定(FTA)10年を記念する行事を行った。

バイデン氏は7月、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長をホワイトハウスに招待したが、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、画像で面談した。当時、バイデン氏は、崔氏が半導体、クリーンエネルギー、バイオ分野で220億ドル(約29兆ウォン)規模の対米投資計画を発表すると、「サンキュー、トニー」(崔氏の英語名)と9度も感謝を示した。

バイデン氏のミシガン州半導体素材企業訪問をめぐって、中間選挙後の政策方向を示す象徴的行動という見方もある。ミシガン州は衰退した工業地帯「ラストベルト」の代表地域であり、2024年の大統領選勝利のための戦略地域とされる。共和党が下院多数派を占めた中、電気自動車用核心半導体素材を生産するSKシルトロンCSSを訪れたバイデン氏が、半導体・科学法、インフレ抑制法(IRA)など核心政策の施行にスピードを出す考えを明らかにするものとみられる。

バイデン氏は27日、ツイッターに「私たちは、米国の家庭のために合理的な価格の電気自動車を生産し、米国の電気自動車バッテリー製造業への歴史的な投資をしている」とし、「良い雇用を創出することが今進んでいる」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com