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米、戦略爆撃機B1Bのグアム配備を公開…北朝鮮の核挑発時は直ちに出動

米、戦略爆撃機B1Bのグアム配備を公開…北朝鮮の核挑発時は直ちに出動

Posted June. 09, 2022 09:11,   

Updated June. 09, 2022 09:11

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北朝鮮の7回目の核実験が差し迫る中、米国がグアムに戦略爆撃機B1Bを配備したことを公開した。北朝鮮が核挑発を強行すれば、直ちに韓半島に出動できるという警告とみられる。

米インド太平洋軍司令部は7日(現地時間)、B1Bが2日に米本土からグアムのアンダーセン空軍基地に展開したとし、飛行訓練写真を公開した。米軍事メディア「ウォーゾーン」が4日にB1B4機がグアムに配備された衛星写真を報じた3日後に、米軍当局が公式に確認したのだ。米インド太平洋軍司令部は、B1Bのグアム配備は爆撃機戦力の循環展開の一環であり、訓練が目的だと説明した。また、B1Bがグアム展開の過程で日本の航空自衛隊の戦闘機F15と空中合同演習を実施したことも明らかにした。軍関係者は、「グアムに配備されたB1Bは、北朝鮮の核挑発時、最も早く韓半島に展開し、北朝鮮に対する武力示威を行うだろう」と話した。

こうした中、米太平洋艦隊司令部は6~17日、グアムや北マリアナ諸島、韓半島に近い西太平洋付近で、原子力空母2隻など艦艇15隻、航空機200機、沖縄の第3海兵遠征軍など約1万3千人が参加する米太平洋軍統合演習「バリアント・シールド(勇敢な盾)」を行っている。同演習は隔年で実施される米軍の大規模野外機動演習。グアムに配備されたB1B爆撃機も参加すると発表された。

特に、慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)に配備され高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の砲台をはじめ、アジア太平洋地域のミサイル防衛作戦を総括するハワイの第94陸軍防空ミサイル防衛司令部も参加し、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した探知・迎撃訓練も実施するという。


尹相虎 ysh1005@donga.com