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選挙大敗の与党、またもや親尹系と法曹人で埋まった非常対策委員会

選挙大敗の与党、またもや親尹系と法曹人で埋まった非常対策委員会

Posted May. 13, 2024 08:45,   

Updated May. 13, 2024 08:45

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4月10日の総選挙の敗北から32日が経って構成された与党「国民の力」の執行部が、またもや親尹系(尹錫悦大統領系)や検事など法曹人らで構成された。同党の黄祐呂(ファン・ウヨ)非常対策委員長は13日、指名職の非常対策委員に、再選に成功した親尹系の劉相凡(ユ・サンボム、江原道洪川-横城-寧越-平昌)、厳泰永(オム・テヨン、忠清北道堤川-丹陽)議員と、ソウル江東(カンドン)甲で落選した親尹系の全珠惠(チョン・ジュヘ)議員、今回の総選挙で与党最年少で当選した金龍泰(キム・ヨンテ)氏(京畿道抱川-加平)を指名した。政策委員長には、3期に成功した検事出身で親尹系の中心人物である鄭点植(チョン・ジョンシク)議員(慶尚南道統営-高城)が内定した。

黄氏は、当然職の親尹系の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表と鄭氏を含む7人体制で発足する。7人のうち黄氏と金氏を除く5人が「親尹系」だ。黄氏と全氏が判事出身、鄭氏と劉氏が検事出身で、7人中4人が法曹界出身だ。党内では、「親尹系の執行部、法曹人の執行部で党の刷新が可能か」という批判の声が上がった。

黄氏をはじめとする与党の新執行部は13日午後、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と懇談のための夕食会を行う予定だ。

「国民の力」の尹熙晳(ユン・ヒソク)報道官は国会で、「働く非対委にしようとする部分が最も考慮された」とし、「首都圏、忠清道(チュンチョンド)、江原道(カンウォンド)など、『国民の力』が耳を傾けなければならない地域出身の人々で構成した」と説明した。新事務総長には3期の成一鍾(ソン・イルジョン)議員(忠清南道瑞山-泰安)、院内首席副代表には裵俊英(ペ・ジュンヨン)議員(初当選・仁川中-江華-甕津)が内定した。

黄氏を除いた法曹界出身の非対委の人々は、第21代国会国際司法委員会で活動したという共通点もある。鄭氏は公安部検事出身、劉氏は特捜部検事出身だ。同日内定された非対委員は13日、常任全国委員会の議決を経て任命され、政策委員長は今後、議員総会で追認手続きを踏むことになる。事務総長は、非対委が構成されれば議決される予定だ。

黄氏は、次の全党大会の開催時まで活動する。全党大会の日程と党内選挙の規則を決定する役割を担う。首都圏の人々と党代表候補らは、現行の党員投票100%の党代表選出方式の改正を要求しており、親尹系と慶尚道(キョンサンド)圏がこれに反対している状況だ。

党内では「党政関係を改善しなければならないのに、龍山(ヨンサン)大統領室でやれと言われればする人たちで構成されている。総選挙の結果で明らかになった民意を反映できるのか」という反応が出ている。尹相現(ユン・サンヒョン)議員は同日、電話取材に対して、「今必要なのは革新型人事だったが、非尹(非尹錫悦)色がほとんどなく、首都圏の激戦区から出馬した人物や政治新人がいないという点で不十分だ」と指摘した。ある2期議員も、「親尹系を越えて『プロ親尹』、『真尹』たちで構成された」と皮肉った。


クォン・グヨン記者 9dragon@donga.com